ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ

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ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ

あらすじ

1920年代のニューヨーク。敏腕編集者パーキンズ(コリン・ファース)は、F・スコット・フィッツジェラルドやアーネスト・ヘミングウェイらの名著を世に送り出してきた。あるとき、彼は偶然手にした無名の作家トマス・ウルフ(ジュード・ロウ)の原稿を読んでいち早くその才能に気付く。パーキンズはウルフの陰になり日向になり支え続け…。

ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ

夭逝した天才作家とその編集者のお話。

無名の作家トマス・ウルフが書き上げた原稿はどの出版社にも受け入れられず、たらい回しにされる。最後に行きついたのが敏腕編集者マックス・パーキンズ。彼は「華麗なるギャツビー」を書いたフィッツジェラルドや、「老人と海」を書いたヘミングウェイなど名だたる作家たちを世に送り出したすごい人。そんなパーキンズがウルフの作品を気に入り、ついに出版が決定する。より読者に受け入れてもらうため、そのあまりにも長すぎる原稿にどんどん手を入れて削っていくパーキンズ。それが気に食わないウルフ。二人はぶつかり合いながらもようやく本は完成し、ベストセラーとなる。

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ウルフはあふれ出る才能を止めることを知らず、立ったまま冷蔵庫を机にして書き続けるような人。そんな彼を支えたのがアリーン・バーンスタイン(ニコール・キッドマン)。

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彼女はウルフより18歳年上で、実は夫も子供もいる。つまりは不倫関係であり、ウルフのパトロンでもあった。稼げない時代にさんざん世話になったにも関わらず、ウルフはアリーンと縁を切りたがっていた。

ウルフが書き上げる小説はどれも膨大な量なので、編集するパーキンズも一苦労。やがてウルフはあまりにもパーキンズが自分の小説に手を入れてくることが耐えられなくなり、ついには決別してしまう。

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原題はズバリ”GENIUS(天才)”。まさにウルフは天才なのですよ。天才の考えることなんて凡人にはまったくわからない。人の何倍も頭を回転させ、言葉を紡ぎ、吐き出しても吐き出しても吐き足りない。それについていく方も大変だよね。それでもウルフはパーキンズを父親のように見ていて、パーキンズも自分の子供は娘ばっかりだったからウルフを息子のように思っていた。ちょっと関係が近くなりすぎちゃったのかな。

その後アメリカ旅行中に肺炎にかかったウルフ。合併症を起こし、脳内の結核という珍しい病気を発症。すでに手術もできないくらいに病巣は広がり、38歳の若さでこの世を去ってしまいます。

この1本前に観た『奇蹟がくれた数式』のラマヌジャンもそうだけど、若くして命を落としてしまう天才って割と多い気がする。もっと長生きしてたら、今の世の中も変わっていたんじゃないかと思えるほどの人たち。すごくもったいないけれど、太く短く生きてこそ名を残せたのかもしれない。

あとちょっと気になったのが、NYが舞台なのに主演2人がイギリス人だってこと。適役いなかったのかな。

ということで、/5
ジュード・ロウ、なんか髪増えた?

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