『ジェイソン・ボーン』
あらすじ
ひっそりと暮らしていたジェイソン・ボーン(マット・デイモン)の前に、CIAの同僚だったニッキー(ジュリア・スタイルズ)が姿を現す。彼女はCIAが世界中を監視・操作するための極秘プログラムを立ち上げたことと、ボーンの過去にまつわるある真実を告げる。これをきっかけに、再び動き始めたボーンの追跡を任されたCIAエージェントのリー(アリシア・ヴィキャンデル)は、彼を組織に取り込もうとするが……。
マット・デイモン主演「ボーンシリーズ」最新作。
今までの作品は「ジェイソン・ボーンとは何者なのか」っていう謎が話の大きな柱だったんだけど、それは3作目の『ボーン・アルティメイタム』である程度解き明かされてしまったので、今作はその辺のハラハラドキドキ感は薄れてます。その代わりボーンの父親にスポットが当たってたり。
自分はCIAの工作員だったことがわかったボーンは、組織に戻ることなく影をひそめて暮らしていた。そこへ突然かつての同僚のニッキーが現れ、またCIAから追い回される羽目になる。
言っちゃいますと、ニッキー死にます(爆)。2作目でマリー(ボーンの恋人)が死んだときと同じ衝撃。あなた死んじゃうのね!?って。
今作から加わったアリシア・ヴィキャンデルとトミー・リー・ジョーンズ、そして殺し屋のヴァンサン・カッセルのアクが強かったなー。ボーンがかすむほど。
このシリーズおなじみのカーチェイスもありますが、被害総額は間違いなく今作がトップ。ラスベガスの街がめちゃめちゃでした。
そこそこ面白かったけど、やっぱり前3作と比べるとちょっと物足りないかな。よき理解者だった女性上司のパメラも出て来なくなっちゃったし(『ボーン・レガシー』で失脚したんだっけ?)。
タイトルに主人公の名前をつけちゃったあたり、もう続編を作る気はないのかなとも思いますが、作ろうと思えば作れる終わり方。ずるい。
ということで、/5
14年もシリーズやってるとみんな老けますよねー(笑)。そう考えるといつまでも若々しいトム・クルーズって化け物じゃないかと。