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あらすじ

留学先のベルギーで恋に破れ、祖国インドのテレビ局に勤務するジャグー(アヌシュカ・シャルマ)は、ある日黄色いヘルメットをかぶって大きなラジカセを持ち、さまざまな宗教の飾りを身に着け、チラシを配布する男(アーミル・カーン)と出会う。PKというその男は神様を探しているらしく、興味を持ったジャグーは彼を取材する。しかし、PKが語る話は途方もない内容で…。

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本国インドで大ヒットした映画。

同じくインド映画で『きっと、うまくいく』っていうめっちゃさわやかな後味で終わる名作があるんですが、その監督と主演のアーミル・カーンが再タッグを組んだ本作。なにがびっくりって、アーミル・カーンが50歳を超えていたってことですよ。30代くらいかと思ってた。

pkは見た目こそ人間ですが、実は別の星からやってきた宇宙人なんです。だけど宇宙船を呼ぶためのでっかいペンダントみたいなのを悪いおっさんに盗まれて自分の星に帰れなくなってしまった。仕方なく地球に順応して生きてくしかないんですが、心が読めるため言葉を話す必要がなく(徐々に覚えてはいくけど)、いろんな知恵を絞ってお金を手に入れたりしながら生活しています。そして「こんなペンダント探してるんだけど」と警官に聞いてみたところ、「そんなもん神様に聞け」と言われ、そうか、まず神様を探せばいいんだ、と間違った方向に(笑)。

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一方ジャグーは留学先のベルギーで講演を聞くためのチケットを手に入れようとしていた時にトラブルになったパキスタン人の青年サルファラーズと恋に落ち、結婚まで考えたものの宗教の違いから家族に反対されてしまいます。怒ったジャグーの父親は怪しげな導師様に相談し、その結婚は絶対に認めてはならないと忠告を受けるものの、ジャグーは結婚してしまえば勝ち!ってことで、勝手にサルファラーズと入籍しようとします。でも、その入籍当日に彼は現れず、失意のどん底でインドに帰国します。

帰国後テレビ局の仕事についていたジャグーは、街中で怪しげな行動をとるpkに遭遇。格好のネタになりそうだと踏み、pkを取材することにします。

『きっと、うまくいく』みたいな映画を想像していただけに、pkが宇宙人だったり終始大きな目をさらに大きく見開いた表情をしていたりで、ちょっとわたしには合わないかも、と思いながら観てました。インド映画では鉄板の唐突に踊りだすシーンもいっぱいあるし。

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この映画の大きなテーマは「宗教の違い」だと思うんだけど、インドってただでさえいっぱい神様がいるじゃないですか。だからpkもペンダントのありかを教えてくれる神様を探そうにもどの神様を探せばいいのかわからない。だからお参りに行って違う宗教の作法をやっちゃって怒られたりして、でもなぜ彼は怒られてるのかがわからない。そんなにいろんな種類の神様がいることを知らないから。これって日本人にも通用するかもなーと思ったりもして。

ジャグーはpkから「自分は地球人ではない」って聞かされてもにわかには信じられない。そりゃそうだ。言動はちょっとおかしいけど、見た目はどう見ても人間だし。でもある出来事をきっかけに、彼が本当に宇宙人なのだと悟ります。

インドに帰国してからもサルファラーズのことを忘れられなかったジャグーの気持ちをpkは読み取ります。そして国中を巻き込んだ大きな騒動へと発展していきます。

この映画のみどころは、とにかくジャグーのかわいさ!なんてかわいいのこの女優さん!

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途中寝落ちもしましたが(笑)、観終わった後は「よかったねぇ」と思える映画でした。そしてpkのジャグーへの思いが切ない。

ということで、
153分はやっぱり長い。踊りなくせばもっと短くなるのに。

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