「HACHI　約束の犬」の試写に行ってきました。
もうこれ、観る前から絶対泣くってわかってた。
1987年に日本で公開された『ハチ公物語』のハリウッドリメイク版です。

 

『HACHI　約束の犬』

 

 

あらすじ

アメリカ、郊外のベッドリッジ駅。
寒い冬の夜に、迷い犬になった秋田犬の子犬を保護したパーカー・ウィルソン教授（リチャード・ギア）は、妻ケイト（ジョーン・アレン）の反対を押し切って子犬を飼うことに。
首輪のタグに刻まれていた漢字から、ハチと名づけられた子犬は、パーカーの愛情を受けてすくすくと成長していく。

 

HACHIはなぜか日本のお寺から飛行機に乗ってアメリカにやってくるんだけど、その理由がいまだもって不明。誰宛てだったのかも謎。
「ハチ公物語」では、いったいどうやって上野教授のわんこになったんでしたっけ。
ちっちゃい時のHACHIは、そりゃもうかわいらしいです。
幼犬・成犬・老犬を3匹の犬が演じ分けたそうです。

そしてアメリカに行ってまでなぜ「HACHI」という名前がついたかという謎は判明。
日本のお坊さんがHACHIの首に「八」とかかれた首輪をつけて発送し、その首輪を見た日系人のおじさんが「八は末広がりで縁起がいいんだよ」と教授に説明、
そのまま教授は「HACHI（発音的にはハーチー）」と名づけてしまいました。

途中このおじさんが日本語をしゃべるシーンがあるんだけど、見事に吹き替えられてましたね・・・
教授を毎日駅までお迎えに行くあたりは、日本版と一緒。
教授の娘ともHACHIが仲がいいのが、ちょっと違うところ。
確か「ハチ公物語」では、捨てられちゃうんだよね、ハチ。違ったっけ。

教授が亡くなる日の朝、何かを感じ取ったHACHIが必死に教授が出かけるのを止めようとするあたりから、もう号泣ボロボロでした。

まわりからも鼻をすする音が耐えなかった。
そこからずっとタオルを手放せない状態。

教授はもう帰ってこないんだよ。待っていても電車から降りてこないんだよ。
それでも健気に待ち続けるHACHI(T_T)

一度は娘夫婦に引き取られるものの、脱走してベッドリッジ駅に行ってしまうHACHI。
雪が降っても、毎日午後5時に駅にやってくるHACHI。

最後の方、涙でほとんどスクリーンが見えなかった。
あまりにも目が真っ赤になりすぎて、上映後すぐに電車に乗れなかったくらい（1駅分歩いてみた）。

最後には渋谷で上野教授を待ち続けた本物のハチ公も出てきます。
9年も教授を待ち続けてたんだって。

ってことで、☆4.5。
動物モノは、ほんとずるい。