bienaさんにご招待いただいて、「そんな彼なら捨てちゃえば？」の試写に行ってきました。
場所はワーナーブラザースの試写室。一方ならぬ思い入れがある場所です、私にとっては。

これ、原題は「He’s just not that into you（彼は君には興味がない）」。邦題になるとなぜ女性の上から目線なのだ。

なんたるサブタイトル。

「セックス・アンド・ザ・シティ」の脚本スタッフによる映画なので、そんな感じと思っていただければ。

『そんな彼なら捨てちゃえば？』

 

あらすじ

いつも自分が空回りしてしまい、一向に運命の相手に出会えないジジ（ジニファー・グッドウィン）、同居して7年になるのに結婚する気のないニール（ベン・アフレック）と、本音を隠しつつも実は結婚したいベス（ジェニファー・アニストン）…。
メリーランド州ボルチモアを舞台に、さまざまな事情を抱えた男女9人の恋模様が交錯していく。

これ、主な登場人物はオトコ4人、オンナ5人の計9名。
しっかし、誰が主役なんだか最後までわからなかった。
女性陣はそれぞれが主役を張れるクラスの人だと思うんだけど、男性陣はベン・アフレックしか知らん。

さらに、9人が一堂に会する事はなく、それなのにそれぞれがちょっとづつ絡み合っている。
例えば女Aは男Aが好きで、でも男Aは女Bに夢中で、でも女Bは男Bと不倫してて、そいでもって男Bの妻である女Cは女Aの会社の同僚で・・・・とまぁ、どんどん複雑になっていく。
途中から顔と名前が一致しなくなる。お手上げ。

つまりは「人は愛に何を求めるか」ってことを言いたい映画なんだと思う。
それが結婚だったり、リフォームされた新居だったり、運命だと思える人だったり。

序盤はジジの恋愛観についてたっぷり語られる。
1度デートした男から電話がかかってこない。果たして自分からかけていいものだろうか。
そんなちまちました相談に、なぜか親身になって乗ってあげるレストランオーナーのアレックス。

アレックス、どっかで見た顔だと思ったら、「ダイ･ハード4.0」に出てたね、確か。
なぜそんなに優しいんだと思うほど、ジジに対していろんなアドバイスをするアレックス。
その優しさが誤解を生むんだってば。

ドリュー・バリモアは今回も映画自体の制作に関わっていて、あんまり出番がない。
でもある意味、一番おいしい役だったんじゃないかと思うけど。

私、どうもスカーレット･ヨハンソンが好きになれないのです。「ブラック･ダリア」の頃から好きじゃない。
あんまりキレイだと思えないんだよねぇ･･･。なんとなく、悪女顔。
「ブーリン家の姉妹」の時も、アン･ブーリンは絶対ナタリー･ポートマンじゃなくてスカーレットの方がハマると思った。
あの映画に関して言えば、優等生っぽいナタリーがアンを演じたギャップがよかったんだけどね。
それにしてもスカーレット、太りました？

そして来た。ジェニファー・コネリー。相変わらずまゆが太い。

ジェニファー･コネリーと言えば「ラビリンス/魔王の迷宮」。
この映画、私の中で「ネバー・エンディング・ストーリー」と共にぜひぜひリメイクして欲しい1本。
今の技術で撮ったらそりゃすごい映画になると信じてる。
「ビューティフル・マインド」の頃より、やっぱり老けたかな･･･。

とにもかくにも、一番言いたいのは「ジェニファー･アニストンもっと出せ！！！」ってことです。
ほんとにかわいいよ、アニストン。ついついブラピの影がちらついてしまうけれども。
まったく、あんなかわいい人と別れちゃうなんてさ。もったいない。アンジーも好きだけど。

ベン・アフレックとジェニファー･アニストン。どうしても「ベニファー」を髣髴とさせる名前（笑）。
なんだか映画から話がそれてますが、とにかくそれぞれの女優さんをもっと際立たせて欲しかった。
なんだかストーリーを詰め込みすぎて、みんながぼやけちゃってる気がした。
ボルチモアっていう街のせいもあるかもしれないけど、こじんまりとしすぎてるっていうか。
これがN.Y.だったら、もっと違う展開になるのかな、なんて思ってみたり。

そしてコナー役のケビン・コノリーが、加藤茶に見えて仕方なかった･･･。

似てない？ストーリー的に、幸福になる人と不幸になる人の明暗がはっきりするのは面白い。
二兎追うものは一兎も得ず、とはまさにこのこと。

ってことで、☆2つ。
ジェニファー・アニストンがもっと出てれば、3つ。8/1（土）ロードショー。