やっとこさ、「ハリー・ポッターと謎のプリンス」を観てきました。
最終上映回だったにも関わらずけっこう人が入ってたのは、レディースデイだったからでしょうか。
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』
あらすじ
ヴォルデモート卿(レイフ・ファインズ)の支配力が強大になっていくなか、ハリー(ダニエル・ラドクリフ)とダンブルドア校長(マイケル・ガンボン)は、ヴォルデモートの防御を解く手がかりを探るため、極めて重要な情報を握っているダンブルドアの旧友で元同僚ホラス・スラグホーン(ジム・ブロードベント)を学校に迎え入れる。
以下、ネタバレまくり。
この映画を一言で表現するならば、
ところどころにはさまれる恋愛エピソードがなかったら、ちょっと耐えられなかったかも。
そして最近原作を読み終わったばかりの私には、そのはしょりっぷりがものすごく気になった。
例えば、ホグワーツ特急でドラコに襲われたハリーを助けるのがトンクスからルーナになってたり
ルーナ、あんた最高だよ。
ルーピンとトンクスがいつの間にか結婚したことになってたり、ロンとハーマイオニーがいつの間にかホークラックスのことを知ってたり。
2時間40分という大作なのにも関わらず、やっぱりあそこまで削らないと収まりきらないのね。
それにしても、隠れ穴を炎上させちゃったり、「必要の部屋」にジニーと一緒に入っちゃったりして、次への話のつじつまが合わなくなりそうなシーンもたくさんあった。
ビルとフラーのくだりも全然出てこなかったし。
まぁ、次回2部作もデイヴィット・イエーツが監督してるから、どうにかなるんだろうけど。
ジニーも大きくなりまして・・・
もう原作と映画は別物と考えた方がいいのでしょうかね。
とはいえ、原作を読んでいないと「?」っていう部分が多かったのも事実。
果たして映画しか観てこなかった人たちに、どこまで伝わっているのだろうか。不安。
ハーマイオニーがあんなに大切にしている本でロンやハリーをひっぱたくところは、なんか微笑ましい。
場内から唯一笑いが漏れたのもそんなシーンだった(ハリーとジニーの間にロンが割り込むところも)。
みんな成長してるんだけど、その中でもドラコの老けっぷりにはびっくりしたw
役柄的にちょっと疲れてるっぽさを出してたのかもしれないけど、なんかおじさんみたいだったよ。
ヘレナ・ボナム=カーターは、ちょっとイッちゃってる女を演じさせたら天下一品。
さすが、ティム・バートンのパートナーだけある(笑)。
(でもほんとは違う人がベラトリックスを演じるはずで、ヘレナは代役だったらしい。)
最後の最後、そうなるとわかってはいたけれど、実際そのシーンを目の当たりにしてしまうと悲しすぎて、
まさかハリポタで泣かされるとは思わなかった(原作読んで泣いたけど)。ファンタジーの域を超えました。
そこには原作にはないシーンが追加されてたけど、逆にそれが重たさを増していたというか。
嗚呼、ダンブルドア。
いつものようにエンドロールが終わってから小ネタがあるのかと思って待ってたら、なにもありませんでした。
次回作の予告の文字がバーンと出ただけ。ちぇっ。
あの頃みんな若かった
ちらっと映ったアバーフォース、ステキ。
「死の秘宝」第一部は2010年秋、第二部は2011年夏公開予定です。あと2年楽しめる。