『ジョン・ウィック チャプター2』
あらすじ
あれから5日後。ロシアン・マフィア相手に壮絶な復讐を成し遂げた伝説の殺し屋ジョン・ウィック(キアヌ・リーヴス)。無事に愛車を取り戻し、再び平穏な生活に戻ろうとしていた彼のもとに、今度はイタリアン・マフィアのサンティーノから殺しの依頼が舞い込む。一度は断るも、裏社会から足を洗うときにサンティーノと交わした血の契約を反故にはできず、渋々これを引き受ける。しかしその後ジョンの首には、彼の復讐を恐れたサンティーノによって700万ドル(約7億円)の賞金が。こうして全世界の殺し屋に命を狙われてしまうジョンだったが…。
大好きな『ジョン・ウィック』の続編。期待度MAXで観に行ったものの…。
前作から5日後。愛車を取り戻しにアブラムの倉庫へを向かうジョン。取り戻したはいいものの、逃げる途中に襲撃され愛車は無残にもボッコボコ。いいのか、それでいいのかジョン。でも修理屋のオーレリオ(ジョン・レグイザモ)に頼んだら「直せる」って。さすがオーレリオ。
にしてもジョンレグさんの出番少なすぎ。もっと出してあげて。
その夜、ジョンのもとに、かつて「血の契約」を交わしたイタリアマフィアの大物・サンティーノが訪ねてくる。ジョンが今は亡き妻のヘレンと結婚する際、組織を抜けるために最後の大仕事をした時に交わした血の契約がまだ生きていて、サンティーノは今がそれを返す時だと主張する。でももうめんどくさいことに関わりたくないジョンはその依頼を拒絶。するとサンティーノはジョンの家に焼夷弾を放ち爆破。ヘレンとの思い出の品もなにもかも焼き尽くされてしまう。
なんとか愛犬と共に燃えさかる家から逃げ出したジョン。あ、今回の相棒はこのワンコです。
うーん、前作のいたいけなビーグル犬のデイジーと比べたらなんともふてぶてしいというか(笑)。ちなみに名前はまだない。
家を失ったジョンは例の「コンチネンタルホテル」へと向かう。あのフロントマンはまだ働いていました。
ホテルの支配人であるウィンストン(イアン・マクシェーン)は、血の契約を反故にすることはできないからサンティーノの依頼を引き受けるべきだとジョンを諭す。
結局サンティーノの依頼を引き受けることにしたジョン。だったら家燃やされる前に承諾しとけよ、と思ってしまう。サンティーノの依頼は彼の実の姉・ジアナを暗殺すること。そのためにローマへと飛ぶ。
結局ジョンが暗殺する前にジアナは自決することを選び、一応仕事を終えた形になったジョン。ニューヨークへ戻ると、サンティーノがジョンに姉を殺されたので復讐するという名目で、世界中の暗殺者にジョンを殺すように命じていた。懸賞金は7億。全世界を敵に回してしまったジョン。さて、どうする?
前作は妻の忘れ形見である愛犬のデイジーを殺され、さらに愛車も盗まれて頭に来て敵皆殺し、っていう至極単純明快で気持ちいい話だったのに、今作は話がとっちらかりすぎてさっぱり面白くない。話の中身はスッカスカで、ただキアヌのアクションで引っ張っていっただけ。
確かにキアヌのアクションは相変わらずキレッキレで、もう絶対死んでるのにさらにとどめを刺すところとか前作を踏襲してて「ステキ(´▽`*)」ってなるんだけど、ほんとそれだけなんだよね(笑)。
ジョンを手助けする役でローレンス・フィッシュバーンが出てくるんだけど、これってもう『マトリックス』のネオとモーフィアスの再会シーンにしか見えないし。
街中では「振り返れば暗殺者がいる」みたいな感じでそこら中で命狙われて、世の中そんなに暗殺者稼業の人がいるの?っていぶかってしまう(いるのかもしれないけど)。
やっぱりジョンは狙われる側じゃなくて狙う側にいてほしいんだわ、ファンとしては。いくら殴られようが撃たれようがジョンが死なないっていうのは大前提だし(死んだら話終わっちゃうし)、ある意味安心感があるからこそ、狙われるんじゃなくて狙って欲しいのよね。
もう続編の公開も決定しているので観に行くのは確定だけど、もっと面白い話にしていただきたいです。
ということで、
そしてワンコに名前つけてあげて。
余談ですが、最近Yahoo検索でずーっと「R指定」で検索してくる人がいらっしゃるんですが、このブログそういうブログじゃないんで。あしからず。