『探偵はBARにいる』
あらすじ
行きつけの札幌・ススキノのバーにいた探偵(大泉洋)と相棒の高田(松田龍平)は、コンドウキョウコという女からの依頼の電話を受けて早速行動を開始。しかし、何者かに連れ去られ、雪に埋められてしまうという事態に。報復しようと立ち上がった2人の前に、謎の美女・沙織(小雪)と実業家・霧島(西田敏行)という人物、そして四つの殺人事件が浮かび上がり・・・。
あんまりお金を払って邦画を観に行くことがないわたしですが、こういうのは観ます。小粒だけど話の筋がしっかりしていて、キャラクターに魅力がある映画。わたし、「アフタースクール」も好きなのね。それ観に行った時もおんなじこと言ってる(笑)。どうやら映画館で観る大泉洋が大好きみたいです、わたし。
探偵事務所を構えず、なぜかバーの電話を私用に使いまくる探偵。名前はない。「探偵」としか呼ばれない。大学院生の高田を子分のように扱っているが、逆に高田は探偵のことをちょっとバカにしてる。ホームズとワトソンくん、みたいな感じです。
謎解き部分というよりは、大泉洋がボケてくれるのを今か今かと待っている時が楽しい映画です。でも思ったほどボケてくれないの。なんか全体的に漂う違和感・・・。そう、大泉洋がかっこよすぎるのです。違う、わたしが求めてる洋ちゃんはそんなんじゃない(笑)。でもその分、他の人たちが笑わせてくれたりします。
うまい具合に観客をミスリードしていて、探偵と同じくらいのタイミングで真相に「はっ」と気がつく。わたし的にはキライじゃない流れでした。
すでに続編の製作も決定したようです。シリーズ化していくのかな。それならもうちょっと謎解きを面白くしてほしいなぁ。
ということで、☆3.5。
それにしてもよく映画で見かけるな、西田敏行。