レ・ミゼラブル(10回目)

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シネマ・ツーaスタで上映復活と聞いて、行かずにはいられなかった「レ・ミゼラブル」。またあの音響でこの映画が観られるなんてー。

前回観てから2ヶ月経っていたけど、その間サントラも聴いてたし、内容はすっかり頭に叩きこまれているので特に目新しい発見はないけど、やっぱりあの音で観るレミは格別でした。最初の船のシーンからして、迫力が違う。あそこだけでもaスタで観る価値があると思うね。(映像の迫力的にはIMAXには敵わないけど)。

回数を重ねるごとに感情移入するポイントが変わってきて、きっとそれはわたし自身の心境の変化も影響してて。あんなに泣けて泣けて仕方なかったエポニーヌの「On My Own」も、それほど泣けなくなってきた。エポの気持ちがわからなくなった、っていうか、もうわたしはエポのようには人を愛せていないんだなと思った。

エポニーヌ

そしてどんどんジャベールが切なくなってきて。どう考えても彼は悪いこともしてないし、正義なのに。自分の信念を貫けなかったからって、どうしてあんな結末を迎えないといけなかったんだろう。警察辞めれば済むことじゃん。

ジャベール

ジャン・バルジャンは「たった1つのパンを盗んだだけ」っていうのが強調されがちだけど、それだって罪は罪だからね。確かにそれで5年の刑は重いとは思うけど、何度も脱獄繰り返してるし。そのせいで懲役19年だし。

あと、何回観ても解せないシーンがいくつか。

コゼットを連れてパリの北門から逃げるバルジャン。修道院にたどり着き、フォーシュルバンに会って助けを求めた後、あんなにコソコソとジャベールから逃げてきたくせに、なぜかいきなり声高らかに歌いだす(笑)。「バルジャンっ、シーーーーッ!!!!ジャベールに見つかっちゃう!!!!」と思ったのはわたしだけではあるまい。

レ・ミゼラブル

マリウスとコゼットの結婚式のシーン。テナルディエ夫妻がテナルド夫妻として潜り込んできたところをマリウスに見つかる。「出ていけテナルディエ、もう騙されないぞ」って、マリウス、あなたいったいいつテナルディエに騙されたの?そしてテナルディエがマリウスに「バルジャンを見た」って伝えるんだけど、マリウスがバルジャンのことを知ったのはつい最近で、そのことをテナルディエが知っているとは思えないし、だいたいそれをマリウスに伝えたってしょうがないし。ん?わたしなんか間違ってるかな。

あとねー、コゼットの父親は、ファンテーヌの恋人ではなかったんじゃないかなーとも思う。
英語の歌詞だと

「ある夜トラがやってきて、そして大嵐になった。彼はわたしの子供時代を奪っていった。そして秋と共に去っていった」

みたいな、意味不明な内容なんだよね。子供時代?幼児虐待?(考えすぎ?)トラ(Tiger)をオオカミって訳すと、まぁなんとなく意味がわかるような気がしないでもない。でも、その後「わたしは今でも彼と暮らすことを夢見ている」って続くので、ますますわけがわからない。「わたしが夢見た夢に、わたしは殺された」んだから、やっぱり恋人との幸せな生活を夢見てた、のかな。もうちょっと勉強します。

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