LION/ライオン ~25年目のただいま~

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LION/ライオン ~25年目のただいま~

あらすじ

優しい養父母のもと、オーストラリアで何不自由なく育った青年サルー(デヴ・パテル)。友人や恋人にも恵まれ、幸せな日々を送る彼だったが、ひとつだけ誰にも言えない悲しい過去があった。インドの田舎町に生まれたサルーは5歳の時、不運が重なり兄とはぐれ、たったひとり回送列車に閉じ込められて、遥か遠くの街コルカタに運ばれてしまう。そして言葉も通じない大都会で過酷な放浪の末に、オーストラリア人夫婦に養子として引き取られたのだった。ある時、サルーの脳裏にこれまで押しとどめていたそんな少年時代の記憶が強烈によみがえる。インドの家族への思いが募り、わずかな記憶を頼りに、Google Earthで故郷の家を見つけ出すと決意するサルーだったが…。

LION/ライオン ~25年目のただいま~

インドで迷子になり、オーストラリア人夫妻の養子になった子供が25年後にGoogle earthで本当の家族を見つけるって言うウソみたいなほんとの話。

インドって少し離れた場所では言葉が通じなくなってしまうような国。日本にも関西弁とか東北弁とかいろいろあるけど、とりあえずみんな標準語は理解できるじゃない?そもそもインドの標準語ってなんなんだ。そんなインドの田舎で育った少年・サルーが、家計を助けるために働く兄にくっついて駅に行き、お兄ちゃんの「ここで待ってるんだよ」という忠告を守らずに回送列車に乗り込んだらそれが発車しちゃって、はるか遠くの知らない土地まで運ばれてしまった。当然言葉が通じないから自分がどこから来たのかも説明できない。

LION/ライオン ~25年目のただいま~
仕方がないので路上暮らしを続けるうちに施設に入れられ、そこでオーストラリア人の夫婦と養子縁組をし渡豪。

LION/ライオン ~25年目のただいま~
それ以来ずっとオーストラリア暮らしでインドのことなんてすっかり忘れていたのに、あるお菓子を見たのをきっかけにインド時代の思い出が強烈に蘇ってくる。そうなると自分の本当の家族に会いたい気持ちも当然つのり、サルーは記憶の断片を頼りにGoogle Earthを使ってインドの家を探し始める。

LION/ライオン ~25年目のただいま~
すごいね、Google先生はなんでもできちゃうね(笑)。

とはいえ、25年も前の、しかもうっすらとした記憶ではドンピシャな場所がわかるはずもなく、列車の速度を計算したりなんとなく覚えている土地の名前で検索してみたりと、いろいろ大変だったみたい。彼女のルーシー( ルーニー・マーラ)や友達の力を借りつつ、サルーはついにインドの家を見つけ出す。

でも、これまでずっとサルーを育ててきたオーストラリアの両親にしてみたら、それってけっこう悲しいことかもしれない。自分たちよりもやっぱり本当の親がいいのかと。サルーの場合、親に捨てられたわけでもなく本当に不運が重なって離れ離れになってしまったから、実の親に会いたいと思うのも当然なんだろうけど。

ニコール・キッドマンがオーストラリアの母を演じているんだけど、なんか猛烈にダサい(笑)。

LION/ライオン ~25年目のただいま~
タイトルからもわかるように、サルーはインドへの里帰りを果たします。無事に家を見つけ出し母親に会えたものの、そこで知った衝撃の真実。なんとお兄ちゃんはサルーとはぐれてからすぐ、電車にひかれて亡くなってしまったそう・・・。サルーを探してたのかな。

そしてタイトルでもう一つ気になるのが「ライオン」。なんでライオンっていうタイトルなのか最後まで全然わからないんだけど、それが分かった瞬間に試写会場が「おぉっ!」とどよめきました。わたしなんて鳥肌立ったもん。

インドでは年間8万人もの子供が行方不明になるそうです。事故なのか事件なのか理由はさまざまだろうけど、無理やり施設に入れられて生活する子供もいる中で、いい家族に養子にもらわれ、しかも実の家族とも再会できたサルーはとっても幸運だったんじゃないかなと思います。それまでいろいろ辛かっただろうけどね。

ということで、
インド映画と言えばデヴ・パテル、もしくはイルファン・カーンですな。

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