『間奏曲はパリで』
あらすじ
ノルマンディーの片田舎で畜産業を営むブリジット(イザベル・ユペール)とグザヴィエ(ジャン=ピエール・ダルッサン)は夫婦仲も仕事も順調だが、子供は家を出て、ブリジットは実直だが無骨な夫との暮らしになかなか慣れなかった。そんな折、隣家のパーティーで魅力的なパリジャン、スタン(ピオ・マルマイ)と出会いひそかにときめく。未知なる期待を胸に秘め、夫にうそをついて単身パリへ向かうブリジットだったが…。
学生の頃から付き合っていた人と結婚し、田舎で牛の世話をしながら暮らしているブリジット。ブリジットを演じているのは『ラブストーリーズ』『デッドマン・ダウン』『愛、アムール』などに出ているイザベル・ユペール。フランスの大女優です。
こんなきれいな人を田舎に引っ込めておこうっていうのがまず無理(笑)。
旦那はブリジットをすごく愛しているのに不器用でなかなか愛情表現できない人。ブリジットもそれはわかってはいるんだけど、やっぱりやさしい言葉をかけてほしいって思うのは当たり前のこと。
そんなある日、隣の家で行われたパーティでパリからやってきた青年スタンと出会う。なんだか彼も行為を示してくれてるし、もしかしたらもしかするかも?という淡い期待を抱いて、ブリジットはパリへ帰ったスタンのあとを追いかける。夫にはウソをついて。
まあまあこのスタンってのが最低なヤツで、ブリジットの夢は早くも砕かれるんだけど、その次に出会ったのがこれまた素敵なおじさま。
こういう人の方がブリジットには合ってるよね。
しかしノルマンディーではブリジットのウソがバレていて、妻の浮気を疑った旦那がパリまでやってきちゃうのです。そこでおじさまとブリジットがいるところを目撃してしまい・・・というお話。
旦那がシャイなのはわかるけどさ、友達の前で「ブリジットの作る料理はエサだ」とか言っちゃって、それってもうシャイうんぬんじゃなく人間として最低じゃん、って思った。日本にもそういう風潮あるでしょう。「うちの愚妻が」みたいな。そうまでして自分の方が上に立っているってことを周りに示したいもんなのかね、男って。アホか。
別にブリジットだって本気で浮気しようと思ってたわけじゃない。ちょっと羽を伸ばしてみたくなっただけ。ほんとにね、こんなきれいな人だったらナンパもされますよ。旦那は自分の妻がすごく美しい人なんだともっと自覚した方がいい。
舞台はほぼパリなので、観光名所もいっぱい出てきます。ブリジットと一緒に旅行してる気分になれる。
おのぼりっぽい日本人がちょいちょい出てくるのがなんとなく気になりましたけどね・・・。
これ、EBISU GARDEN CINEMAのオープニング作品だったのかな。ああいう映画館で観たらいいなーっていう雰囲気の映画です(行ったことないけどw)。
ということで、/5
パリなんてもう20年も行ってません。行きたい。