インターステラー

スポンサーリンク

インターステラー
インターステラー

クリストファー・ノーラン節全開。

あらすじ

近未来、地球規模の食糧難と環境変化によって人類の滅亡のカウントダウンが進んでいた。そんな状況で、あるミッションの遂行者に元エンジニアのクーパー(マシュー・マコノヒー)が大抜てきされる。そのミッションとは、宇宙で新たに発見された未開地へ旅立つというものだった。地球に残さねばならない家族と人類滅亡の回避、二つの間で葛藤する男。悩み抜いた果てに、彼は家族に帰還を約束し、前人未到の新天地を目指すことを決意して宇宙船へと乗り込む。

インターステラー

2013年の『ゼロ・グラビティ』の流れから、年末になると宇宙ものを上映するっていうのはもう風物詩なのでしょうか。

クリストファー・ノーランという監督は、このご時世なのにフィルム撮影にこだわっている人で、この映画も35mmフィルムで撮られています。こういう映画はIMAXとかの大きなスクリーンで観るのがいいんだろうなーと思っていましたが、丸の内ピカデリー1で期間限定フィルム上映があると聞きつけ、IMAXを蹴ってそちらで観てきました。丸ピカの1番スクリーンならけっこう大きいし、しかも2階席最前列ど真ん中の特等席ゲット。

話の内容ですが、途中からどんどん展開についていけなくなりました。最初はすごく面白いの。地球以外に住める星を探すために、もう何年も前から宇宙飛行士が旅立っていて、しかも帰ってこない。その理由は、住めそうな星を見つけたら地球に信号を送り、自分はその星でカプセルに入って半永久的な眠りにつき、いつの日か地球から仲間が迎えに来るのを待っている、というなんかもう絶望的なミッションなのです。

人間が住める星なんてそうそう見つからないし、あったとしても重力が違ったり時間の流れる速さが違ったりする。ある星なんて、地球での1時間がそこでは7年分に相当するとかで、それ見てもうわたしはげんなりしてしまった。ちょっとネタバレですけど、その星だけで40年以上も費やしてしまうのです。ああ、もうダメだこりゃ。

そんな感じで星を探すミッションの時は楽しいんだけど、だんだんブラックホールだのなんだのっていう話になってきた時、『インセプション』で途中から置いて行かれたのと同じような感覚に陥りました。わたしにはクリストファー・ノーランは難しすぎる。

突き詰めれば辻褄が合わないことだらけだし、いやそれはどうみてもおかしいでしょっていう展開なんだけど、力技で押し切るっていうか、監督がこう思ってるんだからこうなんです、みんなもそうだと思ってください、みたいな。つまんないわけじゃなくて、難しくて自分の頭では消化しきれなくて置いて行かれるパターン。

映画好きな友達が見せてくれた雑誌ではこの映画がめっちゃディスられてて、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』をべた褒め。わたしはそれには共感できないし(ガーディアンズ~があんまり好きじゃなかったから)、そんなに酷評しなくても、と思った。

世間的な評価はいいようです。デジタルで撮った方がどう考えても楽だと思える映像の迫力も、フィルム撮影であることも相まって素晴らしい。でもやっぱりわたしにはどーしても理解できない部分があるんだよー。かといってもう一度観ようという気にはなれませんでした(だって3時間もあるんだもの)。

ということで、★★★★/5
DVDよりは断然スクリーンをオススメします。長いけど。

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


FXを学ぶ