『オリエント急行殺人事件』

あらすじ

エルサレムで華麗に事件を解決した名探偵のエルキュール・ポアロ（ケネス・ブラナー）は、イギリスでの事件解決を依頼され、イスタンブールでの休暇を切り上げ、急遽、豪華寝台列車オリエント急行に乗車する。ほどなくアメリカ人富豪ラチェット（ジョニー・デップ）から、脅迫を受けているからと身辺警護の依頼を受けるが、これをあっさりと断る。ところが深夜、雪崩で脱線し立ち往生してしまったオリエント急行の車内でそのラチェットが何者かに殺害される。鉄道会社から調査を依頼されたポアロは、列車は雪に閉ざされており、犯人は乗客の中にいると確信、一人ひとりへの聞き込みを開始する。しかしやがて、乗客全員にアリバイがあることが明らかになるのだったが…。

ジャパンプレミアにて鑑賞。ケネス・ブラナー監督、草刈正雄、山村紅葉がご登壇。まさかブラナー様に会える日が来るとは！！！

言わずと知れたアガサ・クリスティの名作を映画化したものです。すでに1度1974年に映画になっているので、これはリメイク扱いになるのかな。

監督・主演を務めたケネス・ブラナー、俳優としては『ダンケルク』の記憶が新しいです。監督だったら『シンデレラ』。あの鮮やかなブルーのドレスは今も目に焼き付いて離れません。確かこの方かなりの天才肌で、大英帝国勲章をもらっているはず。そんな人が目の前に立ってたなんてもう信じられない。

原作を読んだことがある人も多いと思うのですが、わたしは読んだような読んでないような…くらいの感じで観てました。でもラストの謎解きは見当がついたので、やっぱりどこかで読んでいて記憶の片隅に残っていたらしい。ちょっぴり悲しい物語なのよね。

なにはともあれジョニー・デップが出ているから観たっていうのが大きいですが、最近のジョニーは悪役とか泥棒とか殺され役とかがめっきり多くなってしまいました。パイレーツ・オブ・カリビアンの続編にも出ないとか言われてるし（リブートの話自体なくなるかもしれないらしいけど）。

ジョニーはともかく、その他共演陣もめっちゃ豪華です。見てこの顔ぶれ。

登場人物多すぎて途中で名前がこんがらがって追いつけなくなったっつうの。わたしジュディ・デンチが出てる映画にハズレはないと思ってます（あとキャシー・ベイツが出る映画も）。

ミシェル・ファイファーも好きなんですが、相変わらずスタイルがよろしゅうございました。

これで還暦越えてますからね。信じられない。

そして忘れてならないのがセットの豪華さ。本当にオリエント急行を造っちゃったらしいです。電車造るってすごいな。あのタイタニックですら予算がなくて片側半分だけだったのに（しかも左右間違えて造っちゃったし）。

プレミアでブラナー監督が「続編は『ナイルに死す』で作る」と明言していたので、すでに制作に取り掛かっているかもしれません。今度はどんな豪華キャストになるのか楽しみです。

ということで、。
今作で登場した人たちが続編に出るってことはありえないのよねー。ポワロ以外は。ジュディ・デンチは別の役で出たいって言ってるそうですけど（笑）。