フォロー・ミー

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フォロー・ミー
『フォロー・ミー』

あらすじ

英国の上流階級に属し、財産もあり、仕事も申し分のない会計士のチャールズだが、彼には大きな悩みがあった。妻のベリンダ(ミア・ファロー)が浮気をしているのではないか、という疑惑に苛まれてしまったのだ。チャールズは私立探偵のクリストフォロー(トポル)に妻の素行調査を依頼する。クリストフォローはつかず離れずの距離でベリンダの尾行を始めた。ベリンダはただ単に、日常の倦怠を散歩によって紛らわせていただけだったのだが、クリストフォローの尾行に気づいて以来、次第に探偵自身に好意を抱いていく・・・。

フォロー・ミー

「フォロー・ミー」を観ました@午前十時の映画祭。なんかこれ、素晴らしい映画っぽいよ。

以下、ネタバレあり。

ベリンダはアメリカ人のヒッピーみたいな感じで、教養があるわけでもなく、ファッションもどこかぶっ飛んでる。だけどそんな彼女に新鮮さを感じたチャールズは、彼女を愛し、やがて結婚。でも幸せは長くは続かない。妻の浮気を疑って雇った探偵が、妻を尾行するうちになんとなく興味を持ち始め、妻の方も探偵に好意を抱くようになる。こう書くと、探偵と妻の不倫が始まりそうな感じがするけど、実際はそうじゃない。

探偵の尾行に気づいた妻は、それを楽しむかのように外出が増えていく。そうなると当然、探偵も出番が増えてくる。尾行しつつされつつ、同じ通りを歩き、同じ映画を観て、巨大迷路の中でピクニックまでしてしまう。でも、二人の間に会話は一切ない。ピクニックしてるにも関わらず(笑)。

探偵は夫に報告する。「奥さんはよく出かけてます。しかも探偵との密会を楽しんでいます」と。おいおい。あなたが探偵だよ。なんのために雇われたのあなた。

たぶんそこがおかしいところなんだろうけど、わたし例により眠くて眠くてですね。なんかこう、話の盛り上がりがないっていうか、ただ淡々とストーリーが進んでいくって言うか、その辺が睡魔を誘う。

もともと妻が出歩くようになったのは、上流階級特有のパーティーだったり親戚付き合いみたいなものに居場所を見出せず、気持ち的に孤立していってしまった憂さ晴らしみたいなものだった。決して浮気してたわけじゃない。そこを探偵に諭された夫は、なぜ探偵に尾行され始めてから妻がよけいウキウキし始めたのかっていう理由を知って、なんと探偵とおんなじことを妻に仕掛ける、っていうところで話は終わります。ここは面白かった。

身分不相応の結婚って、絶対本人同士の愛情だけじゃうまくいかないことってあると思うんだよね。特に血縁者からのチャチャ入れっていうか、イヤミとか言ってくる小姑とかいるじゃん(笑)。そういう時、お互いがお互いを守っていけてこそ、本当に幸せな夫婦なんだと思う(とか、結婚してないくせに言ってみる)。

ところでこの探偵、いつもコートのポケットにマカロンを入れていて、ことあるごとに「マカロン食べる?」って人に差し出すんだけど、あれはどう見てもマカロンじゃなくてカルメ焼きサイズ。あんなでっかいマカロンなんて売ってるの?探偵を演じるトポルっていう役者さんはイスラエルの出身なんだけど、だんだんスーパーマリオのルイージに見えてきた。

いろんなロンドンの名所が出てくるのは、わたし的に観ていて楽しかったです。

ちなみに原題は「THE PUBLIC EYE」。私立探偵のことは”PRIVATE EYE”っていうんだけど、このタイトルはうまいなと思った。Privateじゃない、Publicな目。はっはーん。このニュアンスは日本語では出せまいて。

ということで、☆3.5。
若干探偵にイラッとしました(笑)。

午前十時の映画祭 35/50本

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コメント

  1. ベガ より:

    1 ■わぁ!
    メチャクチャ懐かしい映画です、私が小学生か中学でみたような..ミア・ファローが大好きでした♪昔の映画もいいですよね♪
    http://ameblo.jp/vega47/

  2. はな より:

    2 ■◎ベガさん
    子供の時にこの映画を観るなんて、オトナですね・・・。
    昔の映画をまた映画館で観られるって、この上なくシアワセです。
    http://ameblo.jp/flower51/

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