ペンギン夫婦の作りかた

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ペンギン夫婦の作りかた
『ペンギン夫婦の作りかた』

あらすじ

フリーライターの歩美(小池栄子)は、中国で出会ったカメラマンのギョウコウ(ワン・チュアンイー)と結婚するが、夫の会社がつぶれ失業してしまう。気晴らしに石垣島を訪れた二人は、美しい自然と温かな人情、そしておいしい食材に魅了され、移住を決意。人脈も職のアテもない中、二人は共通の趣味である食を生かし、地元の食材を用いた新しいラー油を作ろうとするが・・・。

ペンギン夫婦の作りかた
有名な石垣島ラー油を作った辺銀(ぺんぎん)夫妻のお話「ペンギン夫婦の作りかた」を観ました。これね、お腹空いてるときに観るとやばいよ(笑)。
とにかくおいしそうなお料理がいっぱい出てきます。エンドロールで確認したところ、どうやら劇中のお料理を作ったのは本物の辺銀夫妻っぽいですね。このご夫婦、石垣島で「辺銀食堂」というお店を経営されています。「辺銀」って、ご夫婦の本名です。日本で唯一、辺銀姓を名乗ってる人たち。

ちょっと前の、空前の「食べるラー油」ブーム。この元祖とも言えるのが、辺銀夫妻が作った「石垣島ラー油」です。わたしはてっきり、この石垣島ラー油ができるまで、みたいなお話かと思っていたのですが、違いました。話の軸になっているのは、旦那さんのギョウコウさんの帰化申請が通るかどうか、です。

フラッとやってきた石垣島で、たまたまご飯を食べに立ち寄ったお店で働くことを決めてしまう歩美。

ペンギン夫婦の作りかた
このお店、どこにあるんだろう。ものすごくおいしそうな料理がいっぱい出てきて行きたくなりました。

そのまま石垣島に移住することにし、ギョウコウもウコン畑での収穫の仕事を得る。

ギョウコウは中国出身だけあって、中華料理が得意。特に餃子はほとんど毎日のように食卓に並ぶ。

ペンギン夫婦の作りかた

その餃子につけるのが、ラー油。これ、石垣島の食材で作ったらおいしいんじゃない?それフリマで売っちゃわない?ってな感じで、試行錯誤の上、石垣島ラー油(の原型)が完成。フリマで売ってみる。

ペンギン夫婦の作りかた

・・・結果、1個も売れず(ほんとは2個、売れたんだって)。

そこからどうやってあのブームが起こったのかは映画を観ていただくとして。

都会からフラッとやってきた二人があそこまで島の人たちに馴染んでいけたのは、やっぱり二人の人柄だと思う。南の島に憧れて移住する人はいっぱいいるけど、どうも理想と現実がかみ合わなくてうまくいかない人たちもいる。最初から「移住するぞ!」じゃなくて、「ここが気に入ったから住んじゃおっか」みたいな軽いノリなんだよね。あと、自分たちから積極的に島の人たちと関わろうとしてるから、受け入れてもらいやすかったんじゃないかな。

日本人と中国人、国民性の違いもあるし、言葉の壁もある(ギョウコウさんは日本語話すけど)。ギョウコウは歩美と苗字が違うのは嫌だからって、日本に帰化しようとする。中国名の苗字の漢字が日本では使えないので、新しく考えた苗字が「辺銀」。もちろん動物のペンギンから来てるんだけど、実はそれだけじゃないんだよね。ここがミソです。

ラー油ができるまで物語じゃなくて、1本「帰化申請」という筋が通っていたのは意外で面白かった。それを軸に話がさかのぼったり同時進行だったりして、ちょっとわかりにくかった場面はあったけれども。

ペンギン夫婦の作りかた

いつ撮影されたのかわかんないけど、あんまりお天気がよくなかったのは残念。やっぱり沖縄といえば、抜けるような青空のイメージですから。

あとね、小池栄子の胸が大きすぎて目のやり場に困る(笑)。めちゃくちゃウエスト細いから余計に目立つし。彼女が来ていた洋服とか、南国っぽくてすごくかわいいなーと思って観てました。

ということで、☆5つ。
辺銀食堂、行きたい。行こう。

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コメント

  1. るんるん より:

    1 ■気になる◎
    八日目の蝉、20世紀少年の不思議なイメージの役が多い小池栄子、今回は主演ってことで、気になっていたりします。

    ついでに、あのスタイルもね(笑)

    はなさん、南の島へ行ってもちゃんと帰って来てね(笑)
    http://ameblo.jp/mj1958mk2005/

  2. はな より:

    2 ■◎るんるんさん
    確かに『八日目の蝉』の彼女はなんかすごかったね・・・。
    『20世紀少年』は観たことないのです。

    南の島から帰ってくるかどうかは、わかりません(きっぱり)。
    http://ameblo.jp/flower51/

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