『ロック・オブ・エイジズ』
あらすじ
1987年のハリウッド。サクセスをつかもうとする若者たちがひしめく大通り、サンセット・ストリップに建つライブハウス「バーボン」。そこで働きながらロック・スターを目指すドリュー(ディエゴ・ボネータ)とシンガーになるのを夢見て田舎から飛び出してきたシェリー(ジュリアン・ハフ)は、次第に心を寄せ合うように。一方、彼らがあこがれている人気バンド「アーセナル」のフロントマンであるステイシー(トム・クルーズ)は、成功に酔いしれ、酒と女におぼれていた。そんなある日、ひょんなことからステイシーとシェリーが関係を持ったとドリューが思い込んでしまい、二人はケンカ別れをしてしまう。
トム・クルーズがはっちゃけまくってる映画。初日に観に行ったんだけど、やっぱり友人も何人か来てました(笑)。
もう、なんかおっかしかったわこの映画。笑いこらえるのに必死。トム・クルーズは全然カリスマに見えないし、ものすごいおバカだし、歌声はなんか高い声でかわいくなってるし(笑)。ミュージカル映画なので、80年代が青春だった人たちにはドンピシャな曲がたくさん流れてます。わたしは「なんか聴いたことあるかなー」程度の知識しかなく(もともと洋楽に疎いせいもあり)。
主役の二人もほぼ無名だけど、歌もうまいし花もある。脇を固めるメアリー・J・ブライジもかっこいいし。あと、「バーボン」のおっさんと若造がもう、抱腹絶倒です。おかしすぎるあの二人。
1987年と言えば、そうですよ、あれですよ、マイケルの「BAD」の発売年!実は映画の冒頭、マイケルの尋常性白斑を揶揄するようなセリフが出てきて、まぁそういう時代なんだなと思っていたら、なんとTOWER RECORDのシーンで「Thriller」のアルバムが映りこんでるそうじゃないですかっ!
このシーン
もうねー、がっつり見逃しちゃったよねー。劇場から出て、友達に「Thriller、出てたよね」って言われて愕然。なんで気がつかなかったのわたし。すごくわかりやすかったらしいのに・・・・。ショック。でも!なんで「Thriller」なのさ!今年こそ、そこは「BAD」出していただかないと!
トム・クルーズも歌はうまいけど、そんなにたまげる程でもないような。それより、キャサリン・ゼタ姐さんのキレッキレのダンスの方がわたしはしびれました。
この方、もともと舞台出身なので歌って踊れるのです。「シカゴ」もすごかったしね。わたし、生キャサリン・ゼタ=ジョーンズを見に行ってしまうくらい好きなので、もっと出番増やしてほしかった。
見逃したマイケルを確認するためにもう一度観たかったけど、なんかもう上映回数が少なくて、朝1回(笑)。この映画のために音響調整された映画館で観たので、ほかの映画館で観る気はしないしなぁ・・・。
ということで、☆4.5。
音楽映画は、音のいい映画館で見ないと。