<3D>天才スピヴェット

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天才スピヴェット
天才スピヴェット

『アメリ』の監督作品。

あらすじ

モンタナに暮らす10歳の少年スピヴェット(カイル・キャレット)は、天才的な頭脳の持ち主。しかし、時代遅れなカウボーイの父と昆虫の研究に夢中な母(ヘレナ・ボナム=カーター)、アイドルになりたい姉という家族にその才能を理解してもらえない。さらに弟が突然死んでしまったことで、家族は皆、心にぽっかりと穴が開いていた。そんなある日、スミソニアン学術協会から権威ある科学賞がスピヴェットに授与されることになる。家族に内緒で家出をし、数々の困難を乗り越えて授賞式に出席したスピヴェットは、受賞スピーチである重大な真実を明かそうとするが・・。

天才スピヴェット

モンタナってアメリカの北西部にあって、そこからワシントンまでってどのくらいの距離か全然わかんないけど、少なくとも2時間くらいの時差はありそう、っていうくらい遠い。そんな遠い距離を、10歳の少年がたった1人で旅をするお話です。

派手なアクションがあるとか、宇宙が舞台とか、そういった作品ではないのになぜか3D。ストーリー自体もロードムービーのジャンルだと思うので、まったく3Dである必要はないんです。ではなぜゆえ3Dなのか。それはイマジネーション溢れるスピヴェットの頭の中を表現するために必要だったから。10歳の少年はこんなにすごくて面白いことを考えてるんだよ、っていうのを観客にわかりやすく説明するためのツールです。だから別に2Dで観たって全然構わないし、むしろわたしはXpanDの3Dメガネが合わなかったので2Dで観ればよかったと思ったくらい。

スピヴェットは双子の兄弟だったんだけど、弟が不慮の事故で死んでしまう。少なからず責任を感じてしまった彼は、弟じゃなくて自分が死んだ方がよかったんじゃないかとさえ思ってしまう。なぜなら父親はなぜか弟の方ばかりかわいがっていたから。なんとなくこの家には居場所がないと、前から薄々感じているような少年です。だけどめちゃくちゃ頭がいい。

天才スピヴェット

わたしはもっとワシントンまでの道中にドラマがあるのかと思ってたら、そこは意外とすんなりいってしまう。っていうかね、一番面白かったであろうシーンを予告編で堂々と見せちゃってて面白さ半減だよ!そのシーンが近づいてくると、「ああ、どうせあれでしょ」ってわかっちゃってるんだもん。最近の予告編って、一番の目玉を使いすぎだと思うわ。それで客を引っ張ってきたいってのはわかるけどさ。

この映画の見せ場は、無事(?)ワシントンにたどり着いたスピヴェットが行うスピーチでした。

天才スピヴェット

受賞への感謝、家族への思い、いろいろと語るんだけど、なかなかの名演技です。ちなみにスピヴェットを演じた当時10歳のカイル・キャレットくんは、英語・ロシア語・北京語・スペイン語・フランス語・ラテン語の6か国語を操り、3年連続で武術の世界チャンピオンになったこともある、ほんまもんの天才だそうです。

ということで、★★★/5
なんとなく期待していたよりは面白くなかったかも・・・。

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