サバイバー

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『サバイバー』

あらすじ

ロンドンのアメリカ大使館に着任したケイト(ミラ・ジョヴォヴィッチ)は、テロリストのアメリカへの入国を事前に食い止める任務を受ける。ある日、彼女は不審な人物の入国を察知するが、そのことが原因でテロリストの時計屋(ピアース・ブロスナン)に狙われる。その後、ケイトは爆弾テロの巻き添えを食った上に、テロの実行犯に仕立て上げられ・・・。

サバイバー

ミラ・ジョヴォヴィッチ×ピアース・ブロスナンって言われたら、なんとなく面白そうじゃないですか。ただただ、つまんない映画だったっていう記憶しかないです。試写で良かった。

以下、ネタバレあり。これ読んだら観なくていいから。

ケイトはアメリカの税関の職員で、ロンドンに転勤になったばかり。たぶんその能力を買われてのことなんだろうけど、さっそく不審者を発見して、裏で動いている組織から目を付けられちゃう。で、その組織から命を狙われて、同僚と一緒に行ったレストランが爆破されてしまう。

なんかもうこの時点でおかしいでしょ。たかが税関の職員ですよ。レストランごと吹っ飛ばす必要あります?少し頭が良ければもっとマシなやり方がいっぱいあるだろうに。

ケイトは爆破の瞬間たまたま店の外に出ていて難を逃れる。そのせいで爆破の実行犯にされてしまい、逃亡することに。

いやいや、逃亡する前に警察に事情を話しなさいよ。しかも税関職員は全員ICカードを持たされてて、それにGPSが内蔵してあるから居場所が一発でわかっちゃう。ケイトもそれを知っているはずなのに、逃げてる間中ずっとICカードを首からぶら下げてる。敵はそんなことお見通しなんですよ。ずーっとGPSで追跡されてるんですよ。ほんとに頭いいんだか悪いんだか。

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味方だと思っていた上司は組織から息子をネタにゆすられていて、ケイトを撃ち殺そうとする。もみ合ってるうちに銃が上司めがけて発射されてしまい、上司は死亡。またもやケイトの仕業になってしまう。爆破犯と殺人犯、ダブルピンチ。そこを類いまれなるサバイバルセンスでケイトは切り抜けていくのです。何度も言うけど、たかが税関の職員ですよ。いわば事務屋ですよ。いったいどこでそんな能力を身に着けたわけ?絶対違う映画の中でしょ(バイオなんちゃらとかいうやつ)。

組織の殺し屋である”時計屋”を演じるのはピアース・ブロスナン。初の悪役だとかなんとか。

サバイバー
昔は007のジェームズ・ボンドだったけど、よく見たら顔がけっこう悪役っぽいですね(笑)。

屈指のテロリストで狙った獲物は必ず殺すらしいけど、すでにケイトの暗殺失敗してるし。そんな彼の最終目的は大晦日のニューヨークで行われるカウントダウンのボールドロップ(でっかいガラスみたいなのでできたボールを落下させるイベント)。そのボールの中に爆発物をしこたま詰め込んで、遠くから狙撃して爆発させて集まってる何万人っていう人を殺すという使命を与えられている。いったいそんなことしてなんになるのかよくわかりませんが、とにかくそれを阻止しようと、先にアメリカに渡った”時計屋”を追いかけてイギリスで指名手配されているケイトは飛行機でニューヨークに向かうのです。けっこうあっさり。なんだい、イミグレってけっこういい加減だな。

そしてビルの上からボールを狙撃しようとしていた”時計屋”をケイトが突き落として一件落着。終わり。

ハラハラドキドキもまったくないし、ひどい脚本だなーと終始冷めた目で観ていました。しかも最後に「アメリカが今まで未然に防いだテロの数は○件である」みたいなテロップが出てきちゃって、え、もしかしてそれでケイトを英雄として認めてもらおうとしてる?ってさらに興醒め。だったら狙撃犯を入国させる前に防ぎなさいよって話。

上映後、エンドロールを待たずに席を立つ人がほとんどでした。試写会って観客の反応が顕著で面白い。お金払って映画館に観に行ったらここまでみんなすぐには出ていかないもん、いくらつまんなくてもね。

ということで、/5
DVDになったとしても観なくていいです。

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