『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』

あらすじ

1955年から1985年に帰還したばかりのマーティ（マイケル・Ｊ・フォックス）の前に、再びドク（クリストファー・ロイド）が現れ突然2015年へと恋人ジェニファーと共に連れて行かれる。それは、30年後にマーティの息子が起こすトラブルの種を摘み、平和な未来を手に入れるためだった。しかし、逆に2015年にマーティが起こした行動のせいで、戻った世界が大きく変わっていた！

以下、ネタバレあり。

2015年って、もう再来年の話ですよ。車は空を飛び、スケボーだって空を切る時代。いやいやいや、あと2年でそれは無理（笑）。

わたし、この映画を観たことがなかったのですが、スクリーンで観られてほんとよかったと思いました。なぜなら思いがけずマイケル･ジャクソン映画だったから。もうね、びっくり。1人ニヤニヤが止まりませんでした。

2015年にタイムスリップしたマーティは、ドクに「”Cafe 80’s”へ行け」と言われます。2015年から見た80年代はもう古くて、いわゆる「レトロカフェ」なわけです。そこでガンガンにかかってるのがマイケル（・J・フォックスじゃなくて、MJの方ね）の”Beat It”！！！そっかー、この映画が作られた頃には、2015年にはMJはレトロ扱いされてるはずだったのねー・・・。違う意味で、MJ全盛期ですから、今！できそこないのサンダーバードみたいなMJも出てきて、声はMJに似てたけど、本人なのだろうか。エンドロールでMJの名前を見つけられなかったけど、”Beat It”のクレジットは確認しました。

そして2015年から1985年に戻ったマーティが、自分の家だと思い込んで入っちゃう黒人のお宅。その部屋の壁には一面のMJポスターがっ！わたし、ひっくり返りそうになりました（笑）。1985年って、”Thriller”と”BAD”のちょうど中間期で、MJの本当のバリバリ全盛期の頃。きっとどこの家の壁もあんなんだったんじゃないでしょうか。

わたしは密かな野望として「マイケルっぽい映画祭（※）」を開催することを企んでいるのですが、この映画筆頭だね。（※「マイケルっぽい映画祭」とは、MJ本人は出ていなくても、観る人が観れば「あぁっ、マイケル！」とわかるような映画ばかりを上映し続ける映画祭のこと。完全なる妄想です。賛同者現在1名（笑）。例：『モダンタイムス』『ギルダ』『ショーシャンクの空に』『シザーハンズ』『第三の男』『ゲット・オン・ザ・バス』『フリー・ウィリー』など）

映画自体もすっごく面白い。多少の矛盾はいっぱいあるけど、そんなのもう関係ないです。この時すでにマイケル・J・フォックスは30歳近くだったはず。でも高校生に見えるんだよねー。多少特殊メイクはしてるだろうし、その他に30年後の自分やその子供など、3役を演じています。

PART1で話は完結してるんだけど、このPART2ではかなり前作の場面が使われていました。わたしはちょうど1年前に映画館でPART1（題名にはPART1とはついていない）を観ていたので、内容もまだ覚えていたし、話もわかりやすかった。PART2から観るよりは、絶対前作を観てからのほうがいいです。

わたし、USJでデロリアンに乗ったことがあるんだけど、ものすごく揺れて酔いました。タイムスリップも楽じゃないね（笑）。

この映画を観た翌日、テレビ版も観ましたがだいぶカットされてた。吹き替えだったからMJの声じゃなかったし。あと、マーティ（声：三ツ矢雄二）がずっとドクのことを「ドック」って呼んでた気がする。三ツ矢さん、わたしの中じゃもう『トイ・ストーリー』のレックスで固定されちゃってて（笑）。「タッチ」の達ちゃんじゃないんだよもう。レックスwwwww

PART2はPART3と同時製作だったので、エンドロールでお決まりの「TO BE CONTINUED（次回へ続く）」って出るのかと思ったらそうじゃなくて、なんと「TO BE CONCLUDED（次回で完結）」って出た。これ、PART1が最初に公開された時、続きモノではなかったので「TO BE CONTINUED」とは出なかったらしい。その後PART2、PART3が製作されたので、後のPART1公開時に「TO BE CONTINUED」が付け足されたのだとか。なんかちょっとだまされた感じがして、でも嫌いじゃない。

というわけで、☆5つ（5点満点）。
で、PART3はいつ上映してくれるの？