『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』
あらすじ
前回のミッションから1年後。それぞれに姿をくらましていた“フォー・ホースメン”のメンバーたちが再集結した。目的は巨大IT企業オクタ社のプレゼンを乗っ取り、個人情報を巡る同社の不正を暴露すること。ところが、成功目前に天才エンジニアのウォルターによって阻止されてしまい、ホースメンは逃亡を余儀なくされる。しかもウォルターの罠にはまり、身柄まで拘束されてしまう。そして、世界のあらゆるシステムにアクセスが可能になるというチップをオクタ社から盗み出すよう脅迫されるホースメンだったが…。
2013年公開の『グランド・イリュージョン』の続編です。
前作のラスト、フォー・ホースメンを裏で操っていたのがFBI捜査官のディラン(マーク・ラファロ)だったという衝撃の事実を明かして終わったわけですが、今作ではそれがオクタ社(オタクじゃないよ)のプレゼン会場であっという間にみんなにバレまして、ディランはおろかフォー・ホースメンのメンバーたちも窮地に陥ります。そして脱出シューターで逃げた先が、どういうわけだかマカオ。なぜ!?さっきまでアメリカにいたのに!?まあこれもトリックなんですけど。
その後の舞台はほとんどマカオ。中国資本が入ったのがアリアリとわかってなんだかなーって感じ。トリックはより壮大になっていて楽しめたけど、ちょっとついていくのが難解なシーンもありました。
残念なのがフォー・ホースメンのメンバーが変わってしまったこと。アトラス(ジェシー・アイゼンバーグ)、メリット(ウディ・ハレルソン)、ジャック(デイヴ・フランコ)の3人は続投だけど、紅一点だったアルマ(メラニー・ロラン)に代わってルーラ(リジー・キャプラン)が加わっていました。確かメラニー・ロランが妊娠したとかなんとかだったような・・・。
マーク・ラファロはマカオで大暴れ(笑)。意外とこの人武闘派だった。
モーガン・フリーマンも続投です。脱獄してちょっと意外な展開に。
マイケル・ケインも出てます。けっこう豪華キャストなんだよね。
そして新たに加わったのがダニエル・ラドクリフ(a.k.a.ハリー・ポッター)。
ハリポタの面影なし(笑)。ひょっこり入った新参者かと思いきや、意外な人と意外な関係があったりしてちょっとびっくり。
トリックを使ったストーリー展開は前作の方が面白かったように思います。今作はあんまりトリックが関係ないところで話が進んでいく感じ。あとディランの子供の頃のトラウマの話とかが出てくるので、前作を観ておいた方がストーリー的には理解しやすいと思う。ちなみに劇中のトリックは全て再現可能だそうです。
すでに続編の製作も決まったような話を聞いた覚えがありますが、ディランの正体がバレちゃってるのにどうやって話を進めていくんだろうか。観るけど。
ということで、/5
やってることは銭形平次なんだよね、フォー・ホースメンって。