『ラ・ラ・ランド』
あらすじ
何度もオーディションに落ちてすっかりへこんでいた女優志望の卵ミア（エマ・ストーン）は、ピアノの音色に導かれるようにジャズバーに入る。そこでピアニストのセバスチャン（ライアン・ゴズリング）と出会うが、そのいきさつは最悪なものだった。ある日、ミアはプールサイドで不機嫌そうに1980年代のポップスを演奏をするセバスチャンと再会し……。
アカデミー賞作品賞を一瞬だけ受賞した作品です（笑）。
公開前からなんだかものすごく話題になっていて、これは面白いに違いないと張り切って初日のTOHOシネマズ新宿 TCX+DOLBY ATMOS（しかもプレミアボックスシート）で観に行ったわけですよ。それが完全に裏目に出ましてね・・・。
もう感想書くのめんどくさいんで、その時Twitterに書きなぐった文章をそのまま載せる。
オープニングが終わった時点で思わず拍手しそうになった。その後4人でパーティーに向かうとことか、ハリウッドの丘で踊るとことかもステキ。でもハマらない人にはまったくハマらないジャンルの映画だということはお伝えしておく。わたしは途中寝た。
アカデミー賞最有力候補ってことでハードル上げすぎてた部分も多々あり。日本人受けはあんまりしないかも。言うなれば夢物語ですし。ちなみにラ・ラ・ランドとは、ハリウッド界隈の場所を指すことばだそうだ。
もともとはエマ・ワトソンとマイルズ・テラーがキャスティングされていたらしいんだけど、なんやかんやで蹴ったらしい。二人はものすごく後悔しているとのこと。でも『美女と野獣』を取ったワトソンよりストーンの方がミアには絶対ハマってると思う。
せっかくの音楽ものですし、いい音で観なきゃと思いTOHOシネマズ新宿のTCX+DOLBY ATMOS（しかもプレミアムボックスシート）へ。しかし音響トラブルで入場が20分遅れ、予告編カットで本編スタート。この時点でイヤな予感がする。
いざ始まってみると、普通の音なのよ。
そもそもわたしにはDOLBY ATMOSの良さはあんまりわかんないんだけどね（そのくせ+200円なんだぜ）。しかも隣の劇場の音がガンガン響いちゃって、イスまで揺れた。いい曲いっぱいかかるからこれはもっと音のいい映画館で見直さなきゃダメだなあとボンヤリ考えてた。
そしたら上映後に、
「今の上映はDOLBY ATMOSの音響ではありませんでした。申し訳ございません。」
ってさ！やっぱりなおい！日本橋の初日のアナ雪DOLBY ATMOS不発動の悪夢再びだよ！何やってんだTOHOシネマズ！！！
まあでも、最後までちゃんと上映し切ったのにWeb予約でも使える1本無料券を全員に配るところはさすが大手だなと思いましたよ。他のTOHOシネマズでも使えるし。途中で上映打ち切ったのに払い戻さない映画館とは違うわ。でもわたしはそれプラス1200円払ってんだけどね。それはまあいいか。
あとあと、エマ・ストーンとライアン・ゴズリングはあんまり歌がうまくない。
もう半年近く前に観た映画ですからね。内容もあんまり覚えていないです。
ただ、オープニングの”Another day of sun”はすごくよかった。カメラ長回しっぽく撮られてて、これからミュージカル映画始まるぜー！ってワクワクさせる。
そのあとの女性4人がカラフルなドレスで踊りながらパーティーの準備をするところもとってもいい。
でも、ミュージカルと言えるのはこのシーンまで。あとは「は？」っていう感じ。だいたいね、主役2人が歌も踊りも上手くないんですよ。「ハリウッドの丘で踊るとことかもステキ」とか書いてますけど、よくよく思い出してみたらなんか寒くない？
映像がなんとなく古めかしい感じなので昔のハリウッドが舞台だと勘違いしてる人もいるらしいけど、車がキーレスエントリーな時点で現代に決まってるじゃない。プリウスだし。
監督が『セッション』を撮った人で、またピッコロ大魔王みたいなJ･K･シモンズが出てます。本来ならセバスチャン役は同じく『セッション』に出ていたマイルズ・テラーにオファーしたかったみたい。でも出なくて正解だし、イメージ的にはライアン・ゴズリングの方が合ってたと思う。
この映画の内容って歌って踊らずストレートプレイとして成り立つんだけど、それだとあまりにもつまらないので歌と踊りを入れてみました、でも話の面白さは変わりませんでした、みたいな感じです。世間評価も賛否両論。
んー、これってどうして話題になってたの？本国での評判がよかったのかな？（ロッテントマトで92％だって。ウソだろ）まあわたしの場合、DOLBY ATMOSのせいで余計に興ざめしちゃったっていうのはあるけどね・・・。
ということで、。
仮にDOLBY ATMOSが発動してたらもうちょっと評価高くできたかな・・・。いや、せいぜい
3.5だな。
