『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』

あらすじ

ある日、少年記者タンタンは、ガラスケースに陳列されていた帆船の模型に魅了され購入する。ところがその直後から、彼は見知らぬ男たちに追いかけ回されるハメになる。何とその船は17世紀に海賊の襲撃によって消息を絶った伝説のユニコーン号で、模型のマストにはある暗号が記された巻物が隠されており・・・。

これはほんとにアニメーションなの？っていう映画。まるで実写かと思ってしまうくらいリアル。特に3Dで観て「おぉっ！」っていうシーンもなかったので、お子様は2Dでも十分楽しめると思います。

わたしはタンタンのオリジナルストーリーを読んだことがないのですが、全世界で読まれている絵本だそうで。いくつかのお話の中から、「ユニコーン号の秘密」という部分を映画化したようです。

その映像のリアルさとストーリーの内容に、終始ハラハラしっぱなし。特に伝説のユニコーン号を回想するシーンなんてもう、パイレーツファンにはたまらないですよ。パイレーツ3で、デイヴィ・ジョーンズ・ロッカーからブラック・パール号が帰還する時、砂丘を乗り越えてやってくるでしょ。まさにアレ。パイレーツ4がイマイチ残念な感じだったので、ここにきてようやくわたしの海賊魂を取り戻した気分（笑）。

タンタンは実によくできたお坊ちゃんで、いったいどうして記者をやってるのかとか、ちょっと予備知識があった方がいいのかも。愛犬スノーウィとの関係とか。原作ではスノーウィじゃなくて違う名前だって聞いたような記憶も・・・。

あと、途中からわたしの中で追いかけてる宝物がすり替わっちゃったんだけど・・・。え、そっちを探してたの？って。なんでだろ。

とにかく1度、観てみた方がいいと思う。今までの映画の概念を覆すほどの衝撃。ここまでやっちゃったら、この後どーするの？っていうレベル。映像に集中するために、吹き替え版をオススメします。実はタンタンの名前の本当の発音は「ティンティン（TINTIN）」なの（爆）。絶対気になっちゃうでしょ（おい）。ま、これに限らず、アニメは吹き替えの方がいいと思います。

そして試写会でこの映画を観た人限定のツイッターキャンペーンをやっていて、スピルバーグ監督に送る100名のコメントに選ばれた！選ばれたくて、選ばれるようなことを書いたんだけど（笑）、やっぱりうれしかったなぁ。もう届いたのかな。

 

ということで、☆5つ。
まさに新ジャンルの映画を観た、という感じ。観終わった後、「すごかったね！」って言い合って欲しい。そしてこれ、絶対続編出るよ。