『キャロル』

あらすじ

1952年のニューヨーク。デパートでアルバイトをするテレーズ（ルーニー・マーラ）は、娘へのプレゼントを探すキャロル（ケイト・ブランシェット）に応対する。優雅で気品に満ちた美しさを誇るも、謎めいたムードもある彼女に魅了されたテレーズ。彼女にクリスマスカードを送ったのを契機に、二人は会っては話をする仲になる。娘の親権をめぐって離婚訴訟中の夫と争うキャロルと恋人からの求婚に思い悩むテレーズ。そんな中、彼女たちは旅行に出掛けるが…。

初めて行った小さな試写室で観ました。満席で人の熱気で場内がもんわりしていた記憶・・・。

簡単に言っちゃうと、毎日の淡々とした生活にどこか不満を持っていた女性が、ある日とても美しい女性に出会って興味を持ち、二人で一緒に旅行に出かけて同性愛に目覚めました、みたいな話です。

この映画、いろんなところで絶賛されてるんだけど、そんなにいい映画なの？わたし後半は眠くて眠くて、睡魔と激しく戦ったことしか覚えてない（しかも負けた）。

50年代のファッションはパステルっぽくてかわいいし、ケイト・ブランシェットは相変わらず人間離れした美しさだし、ルーニー・マーラも『ドラゴン・タトゥーの女』と同じ人とは思えないほど可憐だし、観ていて悪い気はしない。

だけど話はたいした盛り上がりもなく淡々と進んでいくし、結局二人の仲がキャロルの旦那にバレて、はいじゃあおしまい、みたいに尻切れトンボだし。何が伝えたかったんだろう。

やっぱり映画っていくら評判が良くても、自分の目で観てみないと面白いかどうかってわからない。それとは逆に、全然評判になってなくてもめちゃくちゃ面白い映画もいっぱいあるから、そういうのは積極的に世間に広めていきたいな、と思う。まあこれも「面白いって言ってたから観に行ったのにつまんないじゃん！」って言われることも無きにしも非ずなので、人の感性はそれぞれだし、それをお互い責めたりなんだりしても意味がないよね、ということでこのレビューを締めくくりたいと思います（収拾つかなくなりましたw）。

ということで、/5
面白いと言っている人には、どこが面白いのかだけ教えてほしいです。