情婦

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WITNESS FOR THE PROSECUTION
『情婦』

あらすじ

金持ちの未亡人を殺した容疑をかけられたレナード(タイロン・パワー)は、老齢ながらロンドンきっての敏腕弁護士ロバーツ(チャールズ・ロートン)に弁護を依頼。だが“検察側の証人”として法廷に立ったレナードの妻クリスティーネ(マレーネ・ディートリッヒ)から、思いもかけない証言が発せられた。彼女の証言からレナードの有罪は確定的となるが・・・。

情婦

原作はアガサ・クリスティ。監督はあのビリー・ワイルダーです。

もうね、面白いとしか言えない。面白すぎて、内容説明できないくらい。あんまりにも興奮して家に帰って、母を捕まえて「ねぇ!今観てきた映画の話してもいい!?」って無理矢理聞かせたんだけど、しゃべってる自分でもわかるほどの支離滅裂さ(笑)。言葉じゃ説明できないのです。さすがアガサ・クリスティなのか、さすがビリー・ワイルダーなのか、わかんないけどとにかく伏線張られまくりで最後まで気が抜けない。モノクロ映画では居眠り常習犯のわたしでも、これは一睡もできませんでした。

映画の最後で「結末を観ていない人には言わないで」というテロップが流れます。まさかの「シックスセンス」(笑)。

わたしが中学生の頃大好きだった「ハンサムな彼女」という漫画に、マレーネが出てきます。その中でマレーネやローレン・バコールといった女優が【ハンサム】と表現されていて、女性に使うのは珍しいなと思って覚えていました。この映画を観て、まさにマレーネは「ハンサムな女性」なんだなっていうのがわかった。とにかくかっこいいのです。役柄のせいもあるけど、決して人に媚びず、自分の意思を貫き通す女性。だけど人を愛する情熱は人一倍持っている。【ハンサム】って、見た目だけじゃなくて、性格にも使えるんじゃないかな。

54年も前の映画だけど、いまだに観ておもしろいって、すごい。

ということで、☆5つ。
今度はローレン・バコールの映画も観てみたい。

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