王妃の紋章

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シネトレ公認ブロガーとして、「王妃の紋章」シネトレ独占試写会に行ってきました。

場所はワーナー・ブラザーズ試写室。大好き、ここ。座席が広いし背もたれが高いし。
独占試写会だけあって、座席はほぼ満席。

もう、面白すぎますこの映画。何が面白いって、話のありえなさ(笑)。
さすが中国、なんでもありですな。突っ込みどころ満載です。

王妃の紋章
王妃の紋章

あらすじ

10世紀、唐時代の中国。美貌の王妃(コン・リー)は継子である皇太子(リィウ・イエ)と不倫関係にあった。
王(チョウ・ユンファ)はそれを知りながらも“重陽節”を祝うため、第二王子ジェイ(ジェイ・チョウ)を伴い王宮に帰還する。
だが盛大に儀式が執り行われる最中、数千に及ぶ黄金の甲冑姿の兵士たちが城内に姿を現し…。

以下、完全ネタバレです。

栄華を極めた中国・唐の時代の後の、宮廷での血みどろドロッドロ血痕2のお話です。

『菊の節句』とも称される9月9日の重陽節に合わせ、遠征に出ていた王(チョウ・ユンファ)と、外地に赴いていた第二王子・傑(ジェイ・チョウ)が王宮に帰ってくる。
王家の人々が一堂に集まり、永久の繁栄を祈る祝祭の日のめでたさとは裏腹に、王宮内に渦巻いていたのは秘密の匂いと不穏な空気・・・。

王妃の紋章
国王

王妃の紋章
第二王子・傑(ジエ)

王と王妃(コン・リー)の間はとうの昔に冷え切っていて、なんと王妃は国王の前妻の子供である皇太子(リウ・イェ)と長年にわたって不義の関係を続けていた。

王妃の紋章
王妃

この時点で、この家族終わってますよね・・・。しかも国王にバレてるし汗
私にはもう、

国王=サオ・フェン
王妃=浜崎あゆみ
皇太子=KREVA
第二王子=うじきたかし

にしか見えませんでした・・・・。

王妃は病気がちで、いついかなる時でも、毎日決められた時間に薬を飲まないといけない。
そんな10年以上飲み続けてきた薬の処方が、10日前に突然国王の命で変えられる。

実はコレ、国王が自ら腹心の宮廷医に命じて「トリカブト」を混ぜさせてるんですねー。
おっそろしー叫びつまり、国王は王妃を亡き者にしようとしている、ということです。
一気にじゃなくて、時間をかけてジワジワと・・・・。2ヶ月もすれば意識不明になるだろうと。

そして実際トリカブトを混ぜているのは、王妃のお薬係である宮廷医の娘、嬋。
実はこの嬋、王妃との関係を断ち切りたいと願いながらも叶えられないでいる皇太子とひそかに付き合ってたりします。

でも、結局王妃にバレちゃうんだよね、二人の仲が。で、本当なら嬋は百叩きにされて顔に「罪」っていう烙印を押されて宮廷追放になるんだけど、皇太子に懇願されて許してしまう。
でも「嫌がらせじゃないのよ、重陽節の前に問題を起こしたくないだけ」と王妃は皇太子に言い放つ。
それ絶対嫌がらせだろ!!と突っ込みたかった。

自分の具合がどんどん悪くなっていることに気づいた王妃は、宮廷内に密偵を放ち、自分が飲んでいる薬の中身を突き止めてしまう。なのに薬を飲むことをやめようとしない。
密偵を務めたのは宮廷医の妻・蒋氏。彼女にも、王に恨みを抱く理由があった。

実はこの蒋氏、国王の前妻なのです。
国王は一介の武官だった時、王になる野望を抱いて現在の王妃(どっかの国王の娘だった)と結婚しようと画策し、自分の家族全員に犯罪者の烙印を押して追放したのです・・・。
だから蒋氏の顔にも「罪」っていう烙印の跡があるの。おっそろしいですね、やることが。

でも皇太子は生母は死んだと聞かされているから、まさか自分が恋している嬋が蒋氏の娘、つまり父違いの妹だとは夢にも思ってないんだなー。

第二王子は、明らかに衰弱している母の様子を気にかけながらも、病身を押してまで一心不乱に菊の刺繍を続けるその姿に不吉な予感を覚える。
その刺繍の数、なんと1万個。

そしていよいよ重陽節の夜、王妃の命をかけた謀反が始まろうとする・・・・。

いやいや、こっからはもう一大スペクタクルですよ。
なんせ、王妃の縫った菊の刺繍をつけた1万人の兵士がドドーッと宮殿になだれ込み、
さらに謀反を知った国王が、さらに多い兵士を送り込んで戦うんですから・・・・。
いったい今までどこにそんな人数の人間が!?と、目を疑うばかり。

つーか、あれはCGなんだろうか。いや、中国だからな、生身の人間かもしれない。
重陽節のためにせっかく整えた庭ももうメッタメタ。
菊の花菊なんて何百万株とあったのに、踏まれて蹴られて血しぶきで赤く染まる染まる血痕

チャン・イーモウ監督って、こういうパターンが好きなのかしら?
雨のように降る矢とかさ。前もあったよね?

最後はもう、「そして誰もいなくなった」状態。跡継ぎはどうするのさー?(゚_。)?(。_゚)?
そして何事もなかったかのように、また重陽節の準備が始まるのです・・・。

途中、急に画像が荒くなったり、場面のつなぎ目がブチッと切れてたり、
死んだはずの人が呼吸してたり(笑)と、おいおい、みたいな場面も多々ありました。
花火が上がるシーン、そんな低いとこで上げちゃだめでしょ!ってくらい低かった。
確実に火事ですメラメラ

んー、ストーリーというよりは、絢爛豪華な宮殿や衣装なんかの方が見どころかも、です。
特に衣装はアカデミー賞にノミネートされてたし。
でも、女官たちはなぜあんなに胸を出すのか?ポロリはないのか?
それから中国の人って、生まれつきカンフーができるようになってるのかしら?
どう考えてもフツーの人が、いきなりすごい技で戦いだしたりするんだもん・・・・。

あと、女の人って「纏足(てんそく)」履いてなかったのかしら?と思って調べましたら、どうやら唐の終わりごろから始まった習慣だそうで、この映画の頃にはそれほど広まっていなかった、と推測いたしました。

もろもろ考えまして、☆2.5でお願いいたします。

「王妃の紋章」は、4/12(土)から順次公開です。

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