マダム・マロリーと魔法のスパイス

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マダム・マロリーと魔法のスパイス
『マダム・マロリーと魔法のスパイス』

ラッセ・ハルストレム監督作品。わたしこの監督さん大好きなんです。『ギルバート・グレイプ』『ショコラ』『サイダーハウス・ルール』『HACHI 約束の犬』『親愛なるきみへ』『砂漠でサーモンフィッシング』『セイフ ヘイヴン』などなど。

あらすじ

インドのムンバイでレストランを営むカダム家の次男として生まれたハッサン(マニシュ・ダヤル)は、名料理人の母から絶対味覚を受け継ぐ。だがある晩、彼らの店は選挙絡みの暴動により全焼し、母親まで失ってしまう。失意の父(オム・プリ)は子供たちを連れてヨーロッパに移住し、南フランスにある自然豊かな山間の小さな町にたどり着く。

なんかもうすごく好きですこの映画。ディズニー配給なんだけど、全然ディズニー色が出てなくてそれもよし。

南仏にたどり着いたハッサンの父は、そこでインド料理屋を開くことを思いつく。ちょうど良さそうな空き物件を見つけるんだけど、その目の前にはミシュラン一つ星のマダム・マロリー(ヘレン・ミレン)のフレンチレストランが。その空き物件もマロリーのお店のせいで流行らなくて閉店しちゃったような場所で、家族はみんな大反対。なんとか開店にこぎつけるものの、もちろんマロリーもそれが気に入らない様子で、あの手この手で店を潰しにかかろうとする。

原題は”THE HUNDRED-FOOT JOURNEY”。直訳すると「100フィート(30m)の旅」、つまりハッサンとマロリーのお店の距離を示していると思われます。これねー、邦題が間違っちゃってる気がする。『マダム・マロリーと魔法のスパイス』なんて言われると、てっきりマダム・マロリーが何か不思議な手を使ってすごくおいしい料理を作るみたいな感じになっちゃってるけど、この人料理しませんからね。あくまでも主役はハッサンです。たぶんヘレン・ミレンをメインにしないと客が食いつかないんだろうね。

マダム・マロリーと魔法のスパイス

出てくるお料理がとにかく全部おいしそうで、観てるだけでお腹が空いてきます。フレンチもいいんだけど、なんかもう無性にカレーが食べたくなるのね(笑)。この監督の映画を観たことがある人ならわかるかもしれないけど、なんかこう映像がパキパキしていないというか、どこかふんわりしていてちょっと幻想的で、ほんとに魔法を使っているような錯覚(『ショコラ』のあのスパイスみたいな)。

もう一回観たくなってきたなあ。と思ったら、地元の方でかかってる!行っちゃおうかな!

ということで、★★★★/5
去年のわたしの個人映画ランキング9位です。

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