極道めし

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極道めし
『極道めし』

あらすじ

とある刑務所。傷害罪で入所した栗原健太(永岡佑)、通称“新入り”が刑務所の地味な食事に落胆していると、その様子を見た同じ監房の4人が、新入りの分の食事を平らげてしまう。そんな刑務所の食事の中でも特別なのが、年に一度しかない正月のおせち料理。この監房では、おせち料理を懸けて思い出の味を語るバトルをするのが恒例だった。まずは、相田(落合モトキ)が母の味を語りはじめ・・・。

極道めし

「極道めし」の試写会に行ってきました。明るい刑務所モノといえば、「刑務所の中」を思い出す(といっても映画の内容は忘れちゃった)。よみうりホールの試写会に行ったら、出演者たちが舞台挨拶に来てたんだよなぁ。懐かしい。その映画を一緒に観に行ったのは、当時わたしが大好きだった人でした(笑)。

自分はやくざの親分だと名乗る八戸(麿赤兒・ほんとはただの窃盗犯)を筆頭に、元テキ屋の南(勝村政信)や元ホストで仲間に大怪我を負わせた相田、元力士のへたれプロレスラー島本(通称チャンコ・ぎたろー)など、個性的なメンツが揃う204房。そこに入ってきたのが、”新入り”こと栗原。もちろん刑務所は初めてだし、どこか飄々としているこの人たちに最初はまったくなじめない新入り。やがて4人は、毎年恒例「一番おいしそうな食べ物の話をして元旦のおせち料理のおかず1品もらうゲーム」を始める。参加する意志のなかった新入りは、ひょんなことから交換条件を出されておいしい話をしなければならなくなる。

極道めし

刑務所の中の厳しい規律とかそういうのはあんまり出てこない。むしろ明るく楽しい刑務所ライフ。そういう閉鎖的な場所ですることっていったら、やっぱり妄想なわけで(笑)。とにかく自分が食べた最もおいしい食事の話をして、人の喉を「ゴクリ」とたくさん言わせた人が勝ちなのです。

どれも凝った料理の話ではない。素朴な家庭料理だったり、好きな人が作ってくれたラーメンだったり。刑務所の中では自分の好きなものは食べられないから、好物=ご馳走になるわけだ。あと、一緒に食べた人との思い出ね。これ大切。誰も1人で食べた時の話はしない。

極道めし

わたしが一番食べたいなぁと思ったのは、相田が紹介した「黄金めし」。あつあつご飯にバターを乗せて、生みたて卵を入れて、焼トウモロコシをふりかける。おしょうゆをたらしてできあがり。おいしそう~♪泣きながら食べてたから絵的にはあまりきれいではなかったけれども。このレシピ、なんとキム兄考案なんだそうです。

前にご飯を食べに行った和食屋さんのメニューに「TKG」っていうのがあって、これなんだろねって話をしてて、わたしが「・・・卵かけご飯の略じゃない?」ってひらめいて、お店の人に確認したらほんとにそうだった(笑)。実際食べてみたけど、やっぱり卵の新鮮さがものをいうよね、TKG。すごくおいしかったです。

ストーリーも随所で笑えて泣けて、そしてお腹が空くいい映画でした。この映画、観る時はハンカチが2枚必要だそうです。涙用と、ヨダレ用www

わたし、基本的に邦画ってあんまり観ないんです。いっくらお金かけてドンパチやっても、ハリウッド映画見慣れてたらどうしたってしょぼく見えてしまう。だったら、こういう小粒でもじわっと心に来るような、珠玉の映画をたくさん作ればいいのにって思う。

ということで、☆4.5。
ラスト、切なかったなぁ・・・。

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