「幸せの始まりは」の試写に行ってきました。
なんか、全然話題にもなってないよね、この映画。これからかな?
『幸せの始まりは』
あらすじ
プロソフトボールのチームから突然クビにされてしまったリサ(リース・ウィザースプーン)は、チームが全てだったために何をしていいのかわからず、意を決して全然知らない人とデートに出掛ける。
ところが、現れた相手のジョージ(ポール・ラッド)は、ヤングエグゼクティブという触れ込みとはまったく違う、ピントのずれた暗い男だった。
以下、ややネタバレあり。
小さい頃にソフトボールに目覚め、それしかやってこなかった31歳のリサ。
アスリートとしていつかはやってくる、年齢という限界。
切られる時って、あっけないものなのね。
そんな失意の中出会った、二人の男性。
勢いで一夜を共にしてしまった、メジャーリーガーのマティ(オーウェン・ウィルソン)。
そしてなんかうだつの上がらなさそうなジョージ。
かわいそうなジョージ、父親が経営する会社の詐欺疑惑に巻き込まれて、なぜか1人で責任を負って裁判を闘わないといけない立場に追い込まれている。
そんな状況なのに彼女にも振られてしまい、まるで人生のどん底。
知り合いから聞いていたリサのケータイに電話をかけ、食事に行かないかと誘ってみる。
会ったこともないのに(笑)。
女ったらしのマティはリサと出会ったことで思い改め、リサに同棲しようと持ちかける。
住んでいるのは超豪華ペントハウス。リサも解雇されて寮に住めなくなるので、ちょうどいっか、と了承。
そしてその同じペントハウスにジョージの父親が住んでいて、エレベーターの中でリサとジョージは
ばったり再会してしまう。そのまま荷物を部屋まで運んでもらって、マティと鉢合わせ。
それが原因で、リサが家を出て行くの行かないので大モメになったりならなかったり。
年俸1,400万ドルのメジャーリーガーを取るか、FBIに追われている人のよさそうな男を取るか、どっちにするのよ、リサ。っていうお話。簡単に言うとね。
わたしだったら、絶対ジョージがいいです。
仕事も失って家も失って、お金も何も持ってないけど、自分の気持ちばっかりをゴリ押しするんじゃなくて、ただただやさしく話を聞いてくれたりする人が好き。
人の話を口を挟まず最後まで聞けるって、才能だと思う。
これだけだとつまんない話だなーって感じなんだけど、ジョージのパパ役のジャック・ニコルソンがものすごくいい味出してます。
なんかね、かわいいのこのパパ。
自分の責任逃れのために息子を警察に差し出すなんて、ちょっとひどいけど。
けっこう笑いどころもあり、泣き所もあり、です。
ジョージの秘書のアニーが出産するシーンがあるんだけど、その後に40歳無職のアニーの彼氏がアニーにプロポーズする場面。
「お金はないけど、君の事を一番理解してるのは僕なんだよ。
君の事をよく知らない男が、君の事を誤解するのは耐えられない。」
っていうセリフ。ジーンときた。そしてその後大爆笑。
最後にジョージが一世一代の賭けに出るところで、ジョージパパが見せる一瞬の表情がたまらないです。
ただねー、こういう内容の映画にしては、2時間1分は長い。途中ちょっと寝ちゃったし。
1時間半くらいでまとめられなかったかなー。
リース・ウィザースプーンは、ちょっと見ない間に貫禄を増したっていうか(笑)。
オスカー女優さんなんですよねぇ。「ウォーク・ザ・ライン」、観てないけど。
わたしは「キューティ・ブロンド」よりも「メラニーは行く!」の方が好き。
ジョシュ・ルーカスがかっこよかったし(笑)。
あと、大好きな「モンスターVSエイリアン」のスーザンの声もやってたんだよね。
わたしが観たのはベッキー版でした。
正直あんまり期待してなかった映画だけど、けっこう面白かったです。
後ろに座ってた人が、
「面白かったけど、お金払おうとは思わないかな」
ってつぶやいたのが印象的でした・・・。
ってことで、☆4つ。
わたしはけっこう好きだけどね・・・・・。