『オズ はじまりの戦い』
あらすじ
傲慢ながらも、どこか憎めない奇術師のオズ(ジェームズ・フランコ)。ある日、気球に乗り込んだ彼は竜巻に遭遇し、カンザスから魔法の国オズへとたどり着く。そこは邪悪な魔女に支配されており、人々は予言書に記された魔法使いオズが国を救ってくれると信じていた。その魔法使いと同じ名前だったことから救世主だと思われたオズは、西の魔女セオドラ(ミラ・クニス)に引き合わされた東の魔女エヴァノラ(レイチェル・ワイズ)から、南の魔女グリンダ(ミシェル・ウィリアムズ)の退治を頼まれる。
Docomoケータイ払いにするとTOHOシネマズで800円(+3D料金)で観られるというので、張り切って初日に観に行ってしまいました、「オズ はじまりの戦い」。今現在、その割引は行っておりませんので、あしからず。
「オズの魔法使い」の前日譚、ということなのですが、よく考えたらわたし「オズの魔法使い」の内容知らなかった。マイケルがかかし役で出ている『ウィズ』(必見!)は観たことあるけど、それもマイケルが出てるところしか覚えてないし。
「オズ」という国がどうやってできたのかが描かれるのかと思っていたのに、オズが着く前からそこは「オズ」っていう国だし、出てくる魔女たちも結局は「オズの魔法使い」に出てくる人たちなので、いったい何が前日譚?
3Dで観ましたが、映像はとにかくきれいでした。特にこの映画、最初はモノクロで始まるんですね。そこがミソでして。わたし、最近何十年も前のモノクロ映画を映画館で観る機会が多かったんですが、昔の映画のスクリーンサイズって、今と比べるとすごく小さいんです。そして正方形に近い。詳しいことはよくわかりませんが、スタンダードサイズとかビスタサイズとかスコープサイズとか、いろいろあるらしい。で、最初モノクロで小さなスクリーンだったのが、オズが魔法の国に着くと画面に色が付き、だんだんスクリーンサイズも大きくなっていくんです。これを観た時は、「うわぁっ・・・」って感動してしまいました。カラーになったことはわかっても、スクリーンが広がったことに気づかない人がいるんじゃないかと思う。それくらい自然。わたしも昔の映画をテレビで観ているだけだったら、たぶんそこまで深く考えなかったかも。
肝心のストーリーですが、わたし的にはビミョーでした。特にセオドラが悪い魔女に変身してからは、目も当てられない。なんじゃあれは。ひどい。CGにしたってもうちょっとなんとかなるんじゃないの、と思わずにはいられなかった。
途中でオズに合流するサルとか陶器の少女とか、そういうキャラはかわいかったです。
でもなんか、残念感極まりない感じ・・・。
ということで、☆3つ。
続編が決定したようですが・・・本気?