<3D>パシフィック・リム

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パシフィック・リム
パシフィック・リム

あらすじ

2013年、突然未知の巨大生命体が太平洋の深海から現われる。それは世界各国の都市を次々と破壊して回り、瞬く間に人類は破滅寸前へと追い込まれてしまう。人類は一致団結して科学や軍事のテクノロジーを結集し、生命体に対抗可能な人型巨大兵器「イェーガー」の開発に成功する。パイロットとして選ばれた精鋭たちはイェーガーに乗り込んで生命体に立ち向かっていくが、その底知れぬパワーに苦戦を強いられていく。

パシフィック・リム

ちょっと前にYahoo!のスマホアプリで、時間限定でムビチケが820(ヤフー)円で買えるキャンペーンをやっておりまして、いくつか映画の候補があったのですが、820円くらいの価値ならこれだろ、と選んだのが「パシフィック・リム」。結局TOHOシネマズ六本木は3D上映しかやってなかったので、さらに300円かかりましたが(メガネ持参)。芦田愛菜ちゃん、ハリウッドデビュー作ですよ。

以下、ネタバレあり。
地球を侵略しようとする謎の生命体って、たいてい宇宙からやってくるものと相場は決まってる。でもこの映画では(その名も「KAIJU(カイジュウ」)、海底の地底の割れ目から湧き出てくる。よって出現場所はいつも海。しかもカイジュウたち、実は恐竜の時代から地球に来てたんだけどその時は地球の環境が肌に合わず、2013年になってようやく環境に対応できるようになったから這い出てきたんだと。つまり地球環境がそれだけ悪くなったってこと。恐竜時代も十分悪かったと思うんだけど。

物語はその9年後(たぶん)、イェーガーをもってしてもカイジュウたちに太刀打ちできなくなってきた頃のお話。兄と共にイェーガーに乗って戦っていたローリーは、9年前の戦いでその兄をカイジュウに食われてしまったため、イェーガーを降りて今はカイジュウ対策の巨大防護壁を造る仕事をしている。残された数少ないイェーガーでカイジュウたちとの最後の戦いに挑むため、再びパイロットに呼び戻されるローリー。

そしてその相棒が、森マコ。

パシフィック・リム

菊池凛子なんですが、その少女時代を演じたのが愛菜ちゃん。どんな演技を見せてくれるのかと思ったら、ただ泣き叫んでいるだけでした(セリフ一切なし)。まぁその泣きの演技で抜擢されたんだろうけどね・・・。

凛子にしても、まわりが英語で会話してる中なぜか突然日本語を話し始めるのですが、これが妙にカタコト。あとからわざとヘタクソに吹き替えたっぽいんだよなぁ。なんでだろ。そしてなぜそこで日本語を話す必要が?

話をだいぶはしょりますと、最大級のカイジュウたちにイェーガーは次々とやられていきまして、こうなったらもう悪の根源、地底の割れ目をぶっ壊すしかないってことで、電子制御で動くイェーガーが多い中、唯一原子力で動いているイェーガーであるローリーとマコが乗る「ジプシー・デンジャー」をそこに突っ込んで核爆発させちゃおう、ってことになります。

ほらほら、なんだか『アルマゲドン』のニオイがする(笑)。

『アルマゲドン』にしても『ポセイドン』にしても、窮地を救うには必ず誰か一人犠牲にならないといけないわけですよ。起爆装置を押さなきゃいけない人とか、バルブを締めに行かなきゃいけない人とか。ジプシー・デンジャーだって、誰かが操縦して海底深くまで潜っていかなきゃいけない。だからローリーかマコ、どっちかが犠牲になるはず。早々にローリーはマコを脱出カプセルに乗せて離脱させ、ジプシー・デンジャーを割れ目に押し込んだ後、あぁ、じゃあ君が犠牲になるのね、と誰もが思った瞬間、なんとローリーもカプセルで脱出!えぇっ、そんな深くから脱出しても爆発に巻き込まれるに決まってんじゃん!!!

・・・・・とーころがー、ローリーも無事に海上に浮き上がるんですよねぇこれが。

この映画、本国では大コケしたものの日本ではけっこう評判いいみたいで。たぶんガンダムとか、ああいうロボットものが好きな男子にはたまらないんだろうなぁ。監督もだいぶ日本びいきの人らしいんだけど、「カイジュウ」とか呼ばせてる割に舞台は香港だったりするんだよね。さすがに愛する日本をぶっ壊すのは忍びなかったのか?とか余計な勘ぐりをしてみたり。

なんだろなー、わたしには終始B級映画のニオイがプンプンして仕方なかったのです。イェーガーの操縦の仕方もなんか笑っちゃうし。「カイジュウ」のイントネーションがなんかおかしいし(「カ」にアクセント)。女子で「これ好き!」っていう人、いる?いたらぜひ教えて欲しい。

わたし途中から飽きちゃって、隣の人もポップコーンひっくり返すわなんだで、妙にとっちらかった印象しか残ってない(笑)。どうせだったら違う映画を820円で買えばよかったと、観始めて30分くらいした時すでに思ってました。ちなみに現時点での興行収入は13.4億円。『東京家族』より下、『少年H』より上、くらいな感じ。これってヒットしたって言える数字なのかしらどうなのかしら。

ということで、☆2.5。
富士急ハイランドで無理やりガンダムライドに乗せられて、テンション下がった時のことを鮮明に思い出した。

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