『31年目の夫婦げんか』
あらすじ
変わり映えのない毎日を送る結婚31年目の夫婦、ケイ(メリル・ストリープ)とアーノルド(トミー・リー・ジョーンズ)。これまでの夫婦の生活を改めたいと考えていたケイは、フェルド医師(スティーヴ・カレル)のカップル集中カウンセリングを知り、夫に知らせずに予約を入れる。セラピー参加に反対していた夫を連れ、二人はメーン州のフェルドのもとを訪れた。そして、カウンセリングがスタートしたものの・・・。
メリル・ストリープ×トミー・リー・ジョーンズが熟年夫婦を演じる「31年目の夫婦げんか」を観ました。冷めかけた夫婦にはいい教訓になるのではないかと。
表面的には、別に仲が悪いわけでもないし、しょっちゅうケンカするわけでもないし、会話がないわけでもない。だけどケイは常に満たされない感情を抱えてる。それは二人がセックスレスだということ。結婚して31年も経てば、お互いいい歳だしそういうことを越えての関係になれるんじゃないかなーって、未婚のわたしは思いますが、それがそうでもなかったりするみたいですね。どうですか、諸先輩方。
とにかくもう、メリル・ストリープがイヤになっちゃうくらいかわいいです。超キュート。これがほんとに『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』で鉄の女を演じていた人と同一人物かと思うくらい(わたしその映画8割寝てて覚えてないけど)。
バナナでなにするかって、ねぇ(笑)
しかしわたし的に一番ツボだったのが、カップルカウンセリングを行う医師をスティーヴ・カレルが演じていたってところ。8年前くらいに公開された『40歳の童貞男』っていう面白いコメディ映画がありまして、まさにその40歳の童貞男を演じていたのが、ほかでもないこのスティーヴ・カレル。人様にアドバイスできるほど経験積んだのか!って、その成長っぷりに一人涙しました(ウソ)。
ケイとアーノルドは最初から仲が悪かったわけじゃないのに、カウンセリングを受けることでだんだんとお互いをさらけ出し、今まで見て見ないフリをしてきた部分に触れることで気持ちを確かめ合っていくんだけど、最初から仲の悪いカップルがカウンセリング受けたらどうなっちゃうんだろうねぇ・・・。罵倒して終わりそう。怖。
ということで、☆4つ。
倦怠期のカップルにも、これからそうなりそうなカップルにも、全然そうじゃないカップルにもオススメです。