『宇宙人ポール』
あらすじ
SFオタクのイギリス人青年、クライブ(ニック・フロスト)とグレアム(サイモン・ペッグ)は、念願だったコミックの祭典「コミコン」とアメリカ中西部のUFOスポットを巡る旅を楽しんでいた。その途中彼らは、ネバダ州の「エリア51」でポールと名乗る宇宙人と遭遇する。そしてポールを故郷に帰すため、悪戦苦闘の日々が始まり・・・。
こういうB級映画でヒットしちゃったってやつ、大好き。「キック・アス」とかのたぐい。好き好き。単なるおバカ映画かと思ったら大間違い。笑って泣ける素晴らしい映画でした(笑)。
ポールは60年前に宇宙船が地球に墜落し、それ以来国の保護下の元に暮らしてきた。だけどもう用済みと判断されて、殺されそうになるところを脱走。自分の星へと戻ろうとしている。そこに通りがかった、アメリカ大好きなイギリス人のオタク2人。
イギリス人がアメリカ大好きっていう時点で、もうなんかおかしい。そんなイギリス人に会ったことない。「イギリスのコメディなんて、クソだ」とか言っちゃう(その点はわからないでもない)。
ポールを拾ったことでいろんな人に追われることになる2人。道中で出会った様々な人たちとの交流を通して、本当に大切なものを見つけていくっていうロードムービーです。
いやね、ほんとにもう、大切なものを失いかけた地球人は観た方がいいですよ。愛とか夢とか希望とか友情とか爆笑とか、いろんなものつまってます。
まさかこの映画で本気で泣くとは夢にも思っていなかった・・・。ポール、マジでいいこと言うんです。
スピルバーグもちょこっと出ます(声だけ)。あの有名映画製作のアドバイスをしたのがポールだったなんて!SF映画へのオマージュいっぱい。映画好きにはたまらんよ。
極めつけはこの人。
元祖「エイリアン」!!!目玉が飛び出るかと思った。
多くは語るまい。とにかく観て!今ならまだ間に合うから!!!
ちなみにポールの声はセス・ローゲンが当ててます。ここもツボ。
ということで、☆8つ。
もうこれ、買うね、Blu-ray。