『ポンペイ』
あらすじ
西暦79年の古代都市ポンペイ。奴隷戦士マイロ(キット・ハリントン)は、富裕層の商人の令嬢カッシア(エミリー・ブラウニング)と恋仲になるが、彼女にはすでに婚約者がいた。身分違いの恋に悩んだ彼は、自由を得るために街を去ろうとする。ちょうどその時ベズビオ火山が噴火を始め、マイロは愛する女性を救うために街に舞い戻る。
ベスビオ火山が噴火して、一瞬にして街が滅んだお話。
前半は『グラディエーター』+『ベン・ハー』、後半は『ダンテズ・ピーク』だと思っていただければ。歴史的事実としてベスビオ火山の噴火でポンペイの街は消滅してますので、観る前から結末もわかろうかと言うもの。まさか歴史をねじ曲げるわけにはいきますまい。
監督は『バイオハザード』シリーズや『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』を撮った人。今作を字幕翻訳をされた方が言ってましたけど、この監督、ただ3Dの映画を撮りたいだけなんだって(笑)。妻のミラ・ジョボビッチのために「バイオハザード」作って、ミラジョボが「こんな映画作りたーい」って言うから「三銃士」撮って、ミラジョボが「この俳優さん使いたーい」って言うから今作はほぼ無名の新人が主役に抜擢されたとかなんとか。どこまでほんとか知らないけど、手のひらの上で転がされてるな(笑)。
そういえば三銃士の続編の話ってどうなったんでしょう・・・。
キット・ハリントンの腹筋はすごかったよ。生身なのに仮面ライダーみたいだったもん。そしてちょっとオーランド・ブルーム似。
敵役でキーファー・サザーランドが出てますが、この人だったら火山すらなんとかしてくれるんじゃないか的な期待をうっすらと抱いてしまいました(「24」かぶれです)。
そしてまあ、ヒロインの演技が下手くそなことったらないわ。エミリー・ブラウニングなんて見たことも聞いたこともない女優だけど、もうちょっとどうにかならなかったの?
わたしはもっと火山の爆発に物語の重点があるのかと思ってたけど、どっちかっていうと人間同士のいがみ合いがメインで、後半になってやっと噴火したかと思ったらあっという間に終わっちゃった感じです。どっかんどっかん山が火を噴いて溶岩とかもぼんぼん飛んできてるのに、なにそんな悠長なことやってんの!と、突っ込みたくなる場面もしばしば。緊張感がないんだよなー。火山の部分に関しては、何年か前にテレビで放送した再現番組の方がよっぽど真に迫っていた気がします。でも3Dで観たので、思わず飛んできた岩をよけようとしてしまった場面はありました。
あのラストカットは絶対いらなかったと思うな。
コメント
1 ■無題
はなさん、こんにちは!
キーファー・サザーランドが「24」以外の作品で出てくる度、あの無敵の強さを披露してくれそうな期待をしてしまうの分かります。
やられていたりすると、「いやいや、あなた、そんなのちょちょいのちょいでしょ?」って(笑)
この映画自体というより、ポンペイに興味があるので気になっていましたが、DVDでいいかな…(^▽^;)
http://ameblo.jp/kusakabe-mio/
2 ■◎自主制作映画さん
ついジャック・バウアーには過度の期待をしてしまいますよね(笑)。
噴火シーンは劇場で観た方が迫力があると思いますが、
中身自体はDVDで十分です。
http://ameblo.jp/flower51/