『るろうに剣心』
あらすじ
幕末から明治になり、かつて「人斬り抜刀斎(ばっとうさい)」として恐れられた剣客・緋村剣心(佐藤健)は「不殺(ころさず)」の誓いのもと流浪人となっていた。流浪の旅の途中、剣心は神谷道場の師範代・薫(武井咲)を助けたことから、薫のところで居候することに。一方、街では「抜刀斎」を名乗る人物による人斬り事件が発生しており・・・。
「るろうに剣心」の完成披露試写会に行ってまいりました。出演者も登壇して、にぎやかなイベントでしたよ。フェンシングの太田雄貴選手も来た(剣士つながり)。でも国際フォーラムホールAの2階席からじゃ、豆粒のようにしか見えないんだけどね。
わたしは原作を読んだことがないのですが、同行者が大の「るろ剣」好きで、いろいろ教えてくれました。好きすぎていろいろ懸念もあったみたいね。
「佐藤健が「ござる」とか言っちゃうわけ?」
「蒼井優は全然イメージと違う」
とか、観る前にいろいろ言っておりました。
剣心の頬には傷が2つついてまして、劇中ではなんだかサラッと説明されてたけど、聞けばなんだかものすごく恨みのこもった傷だそうで・・・。怖い怖い。そういうところをもっと掘り下げたら面白いんだろうけど、さすがに2時間じゃ無理。連れも「いろいろぶっこみ過ぎて物足りない」と言ってました。
キャスティングがマッチしていたかどうかはわたしには判断つかないけど、「蒼井優は思ったほど悪くなかった」そうです。あのけだるい感じ、吉高ちゃんでもいけたんじゃないかとわたしは思ったのだが、どうだろう。武井咲はどうなんだろね?あれでいいのかしら。
なんだか声がアニメっぽくて(わたしが言うな)、もうちょっと男勝りな女優さんがよかったかも?
個人的には「ばっとうさい」とか「逆刃刀(さかばとう)」っていう言葉の響きが好きでした(笑)。
最後に剣心と対決するラスボス、鵜堂刃衛を演じた吉川晃司さんの存在感がすごいです。途中で「ニセ抜刀斎」を名乗って人をバッサバサ斬っていくシーンがあるんだけど、恐ろしかった・・・。あと、香川照之の役どころは「ONE PIECE」に出てきそうな感じです。絶対いるって、あんなキャラ。
ということで、☆3つ。
原作が好きでイメージ壊したくない人には、あんまりオススメしないかも。
アクション映画としてはなかなか迫力ありました。なんとなく続編作れそうな気もする。