『龍三と七人の子分たち』
あらすじ
組長を引退したものの、ヤクザの性分が消えないために普通の老人として生きていけない龍三(藤竜也)。そんな毎日にいら立ちを募らせる中、彼はオレオレ詐欺にだまされてしまう。人々をだます若い連中を許すわけにいかないと、龍三はかつての子分たちを召集して世直しをすることに。年齢に関係なくまだまだいけるとオレオレ詐欺のグループを倒しに向かう彼らだが、行く先々でとんでもない騒動を引き起こしていく。
試写で観てきました。っていうか試写じゃなきゃ観ないよ。北野映画1本も観たことないもん。
昔は名を馳せたヤクザの親分も、歳を取ってだいぶガタがきてる。それでもまだまだ慕ってくれる人はいるわけで、そんな輩を集めてまた組を作っちゃう。
確かに序盤は笑えるシーンもあったしけっこうおもしろかったんだけど、中盤ある主要人物が亡くなって、その人の死体をおもちゃみたいに扱い始めるところからもうイヤになっちゃった。それはあんまりだよ、と思って。そういうシーンでも手を叩いて大笑いしてるおばちゃんがいて、まあ楽しいと思ってるんならそれでいいけどやっぱり品がないよなとか思ってみたり。
北野監督もちゃっかり出演してるしね。
監督も含め、出てくるのがおじいちゃんばっかりだからモゴモゴしててセリフ回しがよく聞き取れない部分もありました(笑)。
ということで、/5
なかなかヒットしたようですね、この映画。