聖☆おにいさん

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聖☆おにいさん

あらすじ

ブッダとイエスは世紀末を何事もなく越え、バカンスを下界で過ごすことに。東京の立川にあるアパートで二人暮らしをスタートさせたものの、無意識のうちについ奇跡を起こしてしまい、近隣の人に怪しまれることもしばしば。それでも、ブッダはTシャツ作りを楽しみ、イエスはインターネットのドラマ感想ブログで人気者になるなど、下界での生活をエンジョイするようになり・・・。

聖☆おにいさん

個人的に猛プッシュしていた「聖☆おにいさん」。フタを開けてみたら・・・・・(笑)。

以下、ネタバレあり。

わたし、原作は1巻しか持ってないんです。だからどういう風に話を引っ張るのかわからなかった。そしたら二人が下界に降りてきてからの春夏秋冬を描くような内容になってました。

そもそもどうしてわたしがこの漫画に興味を持ったかと言えば、それは二人が暮らす街が立川だったからです。幼少の頃、立川市民だったわたし。見慣れた風景が出てくるって、やっぱりテンション上がるんですよ。それがスクリーンに登場となったら、観ないわけに行かないでしょ。で、事前にハードル上げ過ぎちゃって残念な結果に終わりました(苦)。

わたしの笑いのピークは、ほんとにほんとに序盤のジョニー・デップネタでした。コンビニでイエスが女子高生に「あの人ジョニデに似てね!?」って言われるくだり。思いっきり『パイレーツ・オブ・カリビアン』の曲が流れて、思わず吹きました。そこがMAXって、どうなのよこの映画・・・。

夏のところでブッダのおでこのボタン(っていうか、ホクロみたいなやつ)を執拗に狙う子供たちが出てくるんだけど、そのくだりが長いしつまらないし、っていうか原作にそんな子供出てきたっけ?そのあたりからだんだん興醒めしてきて、笑えなくなりました。

ほかにもツッコミどころはいっぱいあって、例えばブッダが血眼になって買いに行くタイムセールのティッシュペーパー、1箱98円って値段おかしくない?とか、ブッダのお顔が背中に彫られた方はサウナ入っちゃダメでしょ、とか。この辺は原作にもあるんでしょうかねぇ?

全体的に宗教色が薄れ、ただロン毛と坊主(と見せかけた超ロン毛)の青年二人が立川で暮らしてる話です。

聖☆おにいさん

それでも立川という街を知っている人間には、見所がある映画だったりもするんですやっぱり。南口のオニ公園は子供の頃よく遊びに行ったし(オニ怖すぎてギャン泣き)、ハッスル商店街はシネマ通りだし。北口駅前もフロム中武まで出てきて、そこまっすぐ行けばシネマ・ツーなのに!ってやきもきしたり。二人が泳いでたプールはきっと泉体育館じゃないかしら、とか思ったり。駅前のアーチは水色だったけど、今はもう真っ赤に塗り替えられてるからね。けっこう趣味悪い色。

聖☆おにいさん

でもー、立川知らない人にはぜんっぜん面白くなかったんじゃないかと思うのー。わたしだって、知らない土地でイエスとブッダが暮らしてたとしたらたぶん観に行ってないもん。立川の街も映画に便乗して盛り上がってるかっていったら、全然そんなことないし。のぼりが立ってるくらい。しかもわたし、この映画を立川の映画館で初日に観たんですよ。そこすらさっぱり盛り上がってなかったよ(笑)。

やっぱり最初は深夜アニメあたりから始めた方がよかったんじゃないかなー。映画本編より、入場時にもらった特典のマンガの方が面白かったっていうか・・・。

ということで、☆3つ。
んー、もっと笑えるかと思ってたんだけどなぁ。

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