メリー・ポピンズ

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メリー・ポピンズ
メリー・ポピンズ

あらすじ

時は1910年。ある日、ロンドンでも美しい桜通りのある家に、パラソルを開いた若く美しい女性が空からフワフワ舞い降りた。子供の書いた紙片を持ったその女性の名は、メリー・ポピンズ(ジュリー・アンドリュース)。降り立った家には、銀行家で気難し屋のバンクス氏(デイヴィッド・トムリンソン)と、婦人参政権運動に夢中の奥さんと腕白盛りな子供たちが住んでいた。そしてメリーが手にした紙片には、子供たちが希望する乳母の条件が書かれていたのだった。

メリー・ポピンズ

メリー・ポピンズ」を観ました@新・午前十時の映画祭。傘で空を飛んで、煙突掃除が歌って踊る映画、っていうレベルの知識しかなかった。まさにその通りでした(笑)。

以下、ネタバレあり。

ジュリー・アンドリュースが映画デビュー作にしてアカデミー賞主演女優賞を獲った作品です。彼女は翌年、あの傑作映画「サウンド・オブ・ミュージック」にも出演しています。

全然知らなかったのですが、実写とアニメの合成シーンがいっぱいありました。これ、1964年当時としては超画期的。マイケルファンにはわかる「Speed Damon」ですよ、まさに(あれはクレイか)。

歴代の乳母たちを困らせてきた子供たちだけど、メリーにはなぜか懐く(なぜなら魔法使いだからー)。指をパチンと鳴らすだけで部屋が片付いたりとか、地面に描かれた絵の中に入って行けたりとか、わたしが子供の頃に観ていたとしたらものすごく興奮したんじゃないかと思います。

ただ、やや難解なシーンも多く。銀行に勤める父親がうまいこと騙されて、子供たちを会社に連れて行かなければならなくなるシーン。ロンドンのシティ(金融街、東京でいう丸の内みたいなところ)の広場には、鳩に餌をやるおばあさんがいる。メリーはそのことを伝説みたいに歌って子供たちに教えるんだけど、あれはいったい何の意味があったんだろう。

あと「義足のスミス」の話。

【義足の男性が「私の名前はスミスです」と自己紹介した。
すると相手の男が「じゃあその義足の名前は何ていうんだい?」と聞いた】
たったこれだけの笑い話(とも思えないような話)なのに、これがツボに入って笑い死んでしまったじいさんがいる。

なんなの。これのどこが面白いの。日本語だからダメ?英語なら韻を踏んでて面白いのか?と思っていろいろ調べてみたけど、結局よくわからず。知ってる人がいたら教えてください。

銀行に連れていった子供たちが騒動を起こし、父親がクビになるあたりから眠気の極致。煙突掃除のおじさんたちが顔を真っ黒にして踊りまくるシーンでは「あんたたち、勝手に踊ってて。わたし寝るから。」って、本気で寝ました(このシーン、無駄に長いんだよ)。

風向きが変わったから、とメリーは家を出ていって、お話は終わり。乳母と家庭教師の違いはあるけれども、やっぱり「サウンド・オブ・ミュージック」とかぶるね。ジュリー・アンドリュースなだけに。ワガママな子供たちには歌ってきかせましょう、みたいな。

有名な「チム・チム・チェリー」とか「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」とか、とても耳なじみがいい曲ばかり。オープニングのシーンは、それこそディズニーランドのワールドバザールに足を踏み入れたような錯覚。あそこで流れてる曲、かなりこの映画から使われています。

面白かったかと聞かれれば、うーん・・・・な感じなんだけど、50年も前の映画だからね。

ということで、☆3つ。
「チム・チム・チュルー」って歌っていたように聞こえたのは、気のせいか。チュルーってなんだ。

新・午前十時の映画祭

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