『ted/テッド』

あらすじ

いじめられっ子からも無視される孤独なジョンは、クリスマスプレゼントとして贈られたテディベアと友人になれるように祈る。彼の願いが通じたのか、テディベアに魂が宿り、ジョンにとって唯一無二の親友テッドとなる。それから27年の月日が経ち、中年となっても親友同士であるジョン（マーク・ウォールバーグ）とテッド。一緒にソファでくつろいでは、マリファナをくゆらし、映画を楽しんでいる彼らにジョンの恋人ロリー（ミラ・クニス）はあきれ気味。ジョンに、自分とテッドのどちらかを選べと迫る。

現在話題沸騰、『ted/テッド』の試写会に行ってきました。開場5分後に着いたのに、1,000人以上入るホールはすでにほぼ満席。立ち見もいたかも。あんなに熱い試写会場は久しぶりだね。プレミアでもないのに。

もう安定のR15+指定ですよ。放送禁止用語連発。テレビだったらずーっと「ピーッ」か「ガーッ」のオンパレードのはず。字幕版で観たけど、吹き替えだとどういう風になってるのかなー。有吉さんがいい感じに力の抜けまくった吹き替えしてそうだけど。

とにかくテッドがおっさんすぎておかしい。ぬいぐるみも歳取ると中身がおっさんになるんだなぁ、って。クスリやるわ女はべらすわで、あれが人間だったらもう最低としかいいようがない。ぬいぐるみだから許される部分なのであって。ま、一緒にいたジョンのせいなんだろうけどね。

ジョンって35歳なんだけど、それってもう中年の域なの？っていうか演じてるマーク・ウォールバーグが40過ぎてるから全然35歳に見えないっていう・・・。

眉間のシワがすごい。
35歳にもなってなかなか「ぬいぐるみ離れ」できないジョン。テッドもジョンから離れられない。でも意を決して別居することに、テッドはそのために就活したりします（笑）。

テッドとジョンは大の映画好きで、劇中にたくさんの映画が出てきます。知ってる人ならかなりツボだと思う。知らないとちょっと意味わからないかも。特に「フラッシュ・ゴードン」っていう映画がキモなんですが、これはある程度知識入れておいた方が楽しめるよ。わたしも観たことないんだけど、ネットであらすじを読んでいたので「あ、ここ笑うとこだろうな」っていうのはわかった。

あと、有名人たちの名前もバンバン出てきます。たいていが悪口（笑）。1個だけ言ってもいいかなぁ。ちょっと小太りの少年に向かって、テッドが「黙れ、スーザン・ボイル！」っていうところは死ぬかと思いました。

下ネタが大丈夫っていう人には断然オススメします。お腹抱えて笑えます。もし一緒に行く相手がそういう系がダメな人だったら、悪いこと言いません、別の映画を観に行ってください。終わった後気まずくなること請け合いです。

もちろんエロだけではなくて、テッドとジョンの友情だったり、ジョンとロリーの恋愛だったりも絡んできますが、基本エロ一辺倒です。8割下ネタと思っていただいて大丈夫かと。こういうのを一緒に笑えない人とは、たぶん友達になれないわ、わたし。

 

ということで、☆5つ（5点満点）。
もう1回観たい。できれば観客がいっぱいいるうちに。みんなと笑った方が楽しいもん。