オペラ座の怪人(2004年)

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オペラ座の怪人

『オペラ座の怪人』

フジテレビの軽部アナウンサーが自身で選んだ名作を再上映する「カルシネ」で、『オペラ座の怪人』がかかっていました。本場ロンドンでミュージカルや『オペラ座の怪人 25周年記念 in ロンドン』を観たことはありましたが、この2004年版のファントムは「dTV」のスマホでしか観たことがありませんでした。なので喜び勇んで行ってきたのですが・・・。

あらすじ

19世紀のパリ、オペラ座に住む伝説の男ファントム(ジェラルド・パトラー)の仕業とされる怪事件が多発。一連の事件は、彼が見初めた歌姫クリスティーヌ(エミー・ロッサム)をプリマドンナにするために起こされたものだった。

ファントム

内容はとにかく素晴らしくて、でもやっぱり口パクで歌ってるのがバレバレで、あの『レ・ミゼラブル』を観てしまったあとではそれほどすごさは感じられない。でも舞台では描かれていないファントムの悲しい生い立ちやマダム・ジリーとの関わりなんかがわかるので、勉強にはなりました。映画自体の評価は☆4つです。

しかし、劇場でとっても残念な出来事がありました。途中で映像や音が出なくなったのです。以下、起こったこと。

ラウルが歌い始めた瞬間音響トラブル発生→客電つく→最初から上映やり直し→「マスカレード」でスクリーンから映像消える→たまらず客が伝えに行く→客電つく→途中から上映やり直し→左スピーカーの音消える

映画が始まってから上映を止められるのって、観ている側からしたら一番やってほしくないことなんです。最初の音響トラブルは観客の誰一人気が付いていなくて、どうして止められたのかわかりませんでした。まあ始まって5分も経ってなかったし、頭からやり直すというので仕方ないかって感じでみんな納得。でもさすがに映像が消えた後、しばらくそのまま上映が続いて、それを客が伝えに行ってさらには客電までつけられちゃったら興ざめもいいとこです。周りの人たちも「まさかまた最初からやり直しとかしないよね?」って訝ってた。エンドロールで左のスピーカーの音が消えた瞬間、「またかよ」と思いました。これも映画館側は気づいてなかった。

過去何百回と映画を映画館で観てきた経験から、上映が途中で止まるということはしばしばありました。映画館側がスピーカーの調子を確認したいがために20秒だけ上映してすぐ止めた、ってこともあったし、全く違う映画がかかったことさえあった。もうね、しっかりしてくれよと言いたい。

今回のファントムはBlu-ray上映で、どうせ映写室に誰もいなかったんでしょ。誰かいたなら映像が出てないことなんて一目瞭然だもん。

「オペラ座の怪人」はわたしが生まれて初めて観た生の舞台で心底感動して(ロンドンの劇場で英語がちんぷんかんぷんだったにも関わらず)、今でも一番好きなミュージカル。舞台と映画が違うことはわかっているけど、それでもなんとなく思い出がちょっと壊されちゃったような気がして残念でたまりませんでした。ほかのお客さんだって、新作でもないのにわざわざ観に来るってことは、ファントムが好きだからだったと思うよ。

上映後謝罪があって無料券をもらったけど、最後まで上映しきった場合は払い戻しにはならないっていう法律だか何だかがあるんだって。別に払い戻してくれなくてもいいけどさ、わたしのファントムを返してちょうだいよ。

映画に罪はまったくありませんので、その辺ご了承くださいませ。

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