追憶

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追憶
『追憶』

あらすじ

学生運動に励むケイティー(バーブラ・ストライサンド)は、世間には興味を示さないハベル(ロバート・レッドフォード)に出会う。思想も価値観もまったく違うふたりだったが、ふたりはお互いに興味を持ち始める。卒業後はそれぞれの道を歩むことになったが、第二次世界大戦中のニューヨークで、ケイティーは海軍大尉となったハベルに偶然にも再会する。親密な関係となっていくふたりだったが・・・。

追憶

20年に及ぶ愛の物語、「追憶」を観ました@午前十時の映画祭。主役のバーブラ・ストライサンドが好きになれるかどうかで、この映画の批評も変わってくるっていう作品。わたしはバーブラ本人はだいじょぶだったけどね。

以下、ネタバレあり。

なにがどうって、もうロバート・レッドフォードがブラピにしか見えなくてですね。かっこいいんです。

ケイティー役のバーブラ・ストライサンドは歌手としても著名で、本作の主題歌「追憶」も歌ってます。この曲は全米で大ヒットして、1973年のアカデミー歌曲賞を受賞。また、1969年日本公開の『ファニー・ガール』でアカデミー主演女優賞、その他アカデミー以外でも多数の賞を獲得。さらに映画監督、プロデュースもこなすなど、驚くべき多才ぶりを発揮している、アメリカのショウビズ業界を代表する成功者だそうです。

時は第二次大戦前夜。(たぶん)ロシア系のケイティーは学生運動に明け暮れる日々。見た目ももっさい。一方スポーツマンであるハベルは女子にモテモテ。いっつも女の子をはべらせている。そんなハベルを、憎憎しくも思いつつ、ちょっと惹かれてるケイティー。淡い初恋ってやつですね。

学生時代は特になにも起こらなかったけど、大人になって再会した二人。ラジオ局で働くケイティーはステキな女性に変身し、ハベルも海軍大尉となってお互いに惹かれあう。ま、そのまま付き合い始めるわけです。

だけど、ケイティーがクセ者。学生運動やってた頃から弁が立つし、とにかく言葉でハベルを攻め立てる。「わたしをこんなくだらない集まりに連れてこないでよ」「今すぐここを出ましょう、二人で」とかなんとか。そんなケイティーに愛想を尽かし、別れを告げるハベル。だけどケイティーにうまいこと言いくるめられ、なんと二人は結婚。

この時点で、わたしにはわけがわからなくなっていた。おいおい、こんな女のどこがいいんだよ、って。人の話は全然聞かないし、自分ばっかりしゃべくり倒してるし、違う意見は認めないし。一番苦手なタイプ。こんな人とはお友達になれないと思う、わたし。

映画の脚本家となったハベルにくっついてハリウッドに行ったりもするんだけど、そこでも一騒動起こすケイティー。そして学生時代の元カノとヨリを戻してしまうハベル。ここがまたややこしいところでですね、その元カノの旦那は、ハベルの親友なんですよ。その親友は、自分の妻とハベルが浮気してることを知り、なぜかハベルと二人でヨットの上で祝杯を上げる。

なんなんだ、この人たち。お互い厄介払いできて万歳、なわけ?みんな自分勝手にもほどがありすぎる(笑)。

ケイティーはハベルの子供を妊娠しているのだけど、ハベルの浮気を知って別れる決心をする。だけど「子供が生まれるまでは一緒にいて」なんて、いじらしいことも言ってみたり。

1948年以降西側諸国で行われた「赤狩り(レッドパージ)」を取り扱った初のメジャー作品らしいですが、わたしにはよくわからない。とにもかくにも、素直になれない女性の映画なんだな、と受け止めました(違うかもー)。

好きだけど、好きだからこそ素直になれないっていうのはよくわかる。だけどケイティーは、やり過ぎだ。反面教師として覚えておこう。

ということで、☆4つ。
作品的にはキライではなかった。バーブラ、歌うまいしね。

午前十時の映画祭 24/50本

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