クリミナル 2人の記憶を持つ男

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あらすじ

CIAロンドン支局のエージェント、ビル・ポープ(ライアン・レイノルズ)が、極秘任務中に命を落としてしまう。彼は、米軍の核ミサイルさえも遠隔操作できるプログラムを開発した謎のハッカー、ダッチマンの居場所を知る唯一の人物だった。世界的なテロの脅威を取り除くためには、何としてでもダッチマンを捜し出さなければならない。そのためにCIAがとった最後の手段は、研究中の移植手術でビルの記憶を他人に植え付けるというものだった。そしてその移植相手に選ばれたのは、人間的な感情や感覚を持たないサイコパスの死刑囚ジェリコ(ケヴィン・コスナー)。しかし彼は、手術直後に逃走を図る。やがて正義感に溢れたビルの記憶が徐々に蘇り、混乱するジェリコだったが…。

クリミナル 2人の記憶を持つ男

ゲイリー・オールドマン見たさに何の予備知識もなく観ちゃったけど、なにこれめっちゃ面白い!

この映画を観た時、『イコライザー』や『プリデスティネーション』を見つけた時と同じ感覚でした。わたしの目利きすごい!って(笑)。

なんとライアン・レイノルズが開始早々で死んでしまうという衝撃の幕開けでもうびっくり。こんな主役級の人を5分で殺すなんて!よく出演をOKしたなと思いました。そのレイノルズ演じるビルしか知りえない記憶をなんとしてでも取り戻したいCIAが、最先端の技術で他人の脳にその記憶を植え付けるっていう話。死んだ人の記憶を誰かに移植するっていう映画は、同じくライアン・レイノルズ主演の『セルフレス/覚醒した記憶』に通じるような気もするけど、その移植先がサイコパスってのがまたすごい。

記憶の植え付け先のジェリコを演じるケヴィン・コスナー。スクリーンで見るの久しぶり。長年投獄されてる死刑囚役だから汚いのなんのって(笑)。

彼は脳に欠陥があってサイコパスになってしまったんだけど、その理由が悲しくてね。子供の頃、家族でドライブしてた時、ジェリコの母親が父親に向かって唐突に「この子、あなたの子じゃないのよ」とか言い出して、逆上した父親が走る車からジェリコを突き落として頭を強打したっていう・・・。ひどい。ひどすぎる。それで脳に障害を負ってしまって、悪を悪とも思わない極厚卑劣な人間になってしまったわけ。

で、その障害を負った脳の部分が全く使われていないため、記憶を植え付けるのに持ってこいだった。手術を担当するフランクス医師(トミー・リー・ジョーンズ)も、相手がサイコパスだけに不安が残るものの手術を決行。なんとか移植は成功したかのように見えた。トミー・リーさん、顔がものすごくしわくちゃでした。アップで見ると大迫力。

移植後のジェリコはやっぱり極悪で、早々に脱走して平気で盗みを働いたり人を傷つけたりするんだけど、そのうちビルの記憶が脳裏をかすめ始める。それこそがCIAが待っていたもので、早くダッチマンのことを思い出してもらわないといけない。サイコパス vs CIA。ドキドキの攻防。

クリミナル 2人の記憶を持つ男
やがてジェリコはビルの家へとたどり着く。そこにはビルの妻と子供がいて、もちろんジェリコなんて見たことないから強盗だと思うんだけど、ビルの記憶が蘇り始めたジェリコは母子は傷つけずに去っていく。根っからの悪人だったジェリコに変化が表れ始めるのです。ビルの妻のジルを演じるのはガル・ガドット。ワンダーウーマンですよ!きれいだったわー。

クリミナル 2人の記憶を持つ男
その後ダッチマンやらロシアンマフィアやらが出てきて、手に汗握る展開。とにかく面白かったです。

そして楽しみにしていたゲイリー・オールドマンはCIAのただのヘタレおじさんだった・・・。

クリミナル 2人の記憶を持つ男
こんなに面白いのに観客がたったの6人しかいなくて、なんかもっとどうにかならないのかと憤慨したものです。俳優も大物が出てるんだからもうちょっと盛り上がってもよさそうなものなのに。配給ってよくわからないわ。

ということで、
ネット配信されたらまた観ようっと。

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