2022年のアカデミー賞、まさかの日本映画が作品賞にノミネート。
ということで、懲りもせず毎年やってますが、今年もやりますアカデミー賞予想。赤字が受賞すると思う作品or人物。このほかにも賞はありますが、わたしが興味あるものだけピックアップ。もうね、映画ノミネート作品をほぼ観ていないので完全に個人的趣味です。
【3/28 追記】
結果発表。オスカーを受賞したものにはをつけました。
【作品賞】
『ベルファスト』
『コーダ あいのうた』
『ドント・ルック・アップ』 – アダム・マッケイ、ケヴィン・J・メシック
『ドライブ・マイ・カー』
『DUNE/デューン 砂の惑星』
『ドリームプラン』
『リコリス・ピザ』
『ナイトメア・アリー』
『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
『ウエスト・サイド・ストーリー』
【監督賞】
ケネス・ブラナー『ベルファスト』
濱口竜介『ドライブ・マイ・カー』
ポール・トーマス・アンダーソン『リコリス・ピザ』
ジェーン・カンピオン『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
スティーブン・スピルバーグ『ウエスト・サイド・ストーリー』
【主演男優賞】
ハビエル・バルデム『愛すべき夫妻の秘密』
ベネディクト・カンバーバッチ『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
アンドリュー・ガーフィールド『Tick, tick… BOOM! : チック、チック…ブーン!』
ウィル・スミス『ドリームプラン』
デンゼル・ワシントン『マクベス』
【主演女優賞】
ジェシカ・チャステイン『タミー・フェイの瞳』
オリヴィア・コールマン『ロスト・ドーター』
ペネロペ・クルス『Parallel Mothers』
ニコール・キッドマン『愛すべき夫妻の秘密』
クリステン・スチュワート『スペンサー ダイアナの決意』
【助演男優賞】
キアラン・ハインズ『ベルファスト』
トロイ・コッツァー『コーダ あいのうた』
ジェシー・プレモンス『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
J・K・シモンズ『愛すべき夫妻の秘密』
コディ・スミット=マクフィー『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
【助演女優賞】
ジェシー・バックリー『ロスト・ドーター』
アリアナ・デボーズ『ウエスト・サイド・ストーリー』
ジュディ・デンチ『ベルファスト』
キルスティン・ダンスト『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
アーンジャニュー・エリス『ドリームプラン』
【脚本賞】
『ベルファスト』
『ドント・ルック・アップ』
『ドリームプラン』
『リコリス・ピザ』
『The Worst Person in the World』
【脚色賞】
『コーダ あいのうた』
『ドライブ・マイ・カー』
『DUNE/デューン 砂の惑星』
『ロスト・ドーター』
『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
【撮影賞】
『DUNE/デューン 砂の惑星』
『ナイトメア・アリー』
『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
『マクベス』
『ウエスト・サイド・ストーリー』
【美術賞】
『DUNE/デューン 砂の惑星』
『ナイトメア・アリー』
『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
『マクベス』
『ウエスト・サイド・ストーリー』
【視覚効果賞】
『DUNE/デューン 砂の惑星』
『フリー・ガイ』
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』
『シャン・チー/テン・リングスの伝説』
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』
今年のノミネート作品もほとんど観てなくて、作品賞だと唯一観たのが『ウエスト・サイド・ストーリー』。でもこれは獲らないだろうな。『ドライブ・マイ・カー』も獲るとは思えない。ノミネートされたことで国内でも再上映している映画館が多いんだけど、ちょろっとレビューを見てみたらどうもわたしのニガテなタイプの話のようで、しかも邦画なのに3時間もあるなんて耐えられないわと思って未だに観てません。受賞したとしても観なさそう。ということで、今年はケネス・ブラナー様推し!!!ノミネート数では『パワー・オブ・ザ・ドッグ』が一番多いみたい。
主演男優賞はデンゼルさんが好きだから、主演女優賞もジェシカ・チャスティンが好きだからっていう理由です。内容は知らん。
助演女優賞、ジュディ・デンチが獲ったらかっこよくないですか。御年87歳。かっこいい。
予告編で観た『ナイトメア・アリー』は面白そうだったなー。これは観に行くと思います。ブラッドリー・クーパー出てるし。
視覚効果賞は『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』も観たけど『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』で。まさか007で泣くとは思わなかったです。しかも嗚咽。
今年の授賞式は3月27日。コロナも落ち着いてきたし、フルサイズでやるのでしょうか。
【3/28追記】
いやー、今年もいろんな意味で波乱万丈の授賞式でしたね(笑)。
作品賞は『コーダ あいのうた』。ノミネートされた部門では全部オスカー獲ったのかな(っていっても3つか4つ)。これって2014年のフランス映画『エール!』のリメイクなんですよねー。いい映画だったけど当時はそんなに話題にもなってなく…。本家は外国語映画賞にすらノミネートされてませんでした。
監督賞はジェーン・カンピオンという女性の方。全く存じ上げません。
主演女優賞はジェシカ・チャスティン!!!おめでとうジェシカ!!!この方は『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』で大好きになりまして、あの時はもうなんか本当にポキッと折れてしまいそうなはかなさがあったんですが、『ゼロ・ダーク・サーティ』で大化けしてびっくりしました。あとブラピ主演の超意味不明映画『ツリー・オブ・ライフ』にも出てましたね。でもどんな時でもかわいい。ジェシカ。好き好き。
助演女優賞は『ウエスト・サイド・ストーリー』のアリアナ・デボーズ。ジュディ・デンチに獲ってほしかったけど、アリアナの歌と踊りは本当に素晴らしかった。拍手を送りたいです。
『ドライブ・マイ・カー』は結局国際長編映画賞止まりでした。まあそうでしょうね。あれで作品賞なんて獲られたらたまらん(観てないけど)。受賞スピーチをする監督の姿を見てなんかカチンと来たのはわたしだけでしょうか…。
で、ですよ。主演男優賞。ウィル・スミスが獲ったんですけど、見事にやらかしてくれました。
プレゼンターのクリス・ロックに強烈な平手打ち。ボゴッって音がしたもん。
事の発端は、クリスがウィルの奥さんであるジェイダ・ピンケット・スミスに向かって「G.I.ジョーの続編を期待してるよ!」と壇上から言ったことに始まります。実はジェイダは脱毛症を患っていて、この時もほぼ丸坊主なんですね。で、G.I.ジョーはデミ・ムーアが丸刈りにして主演した映画。つまりクリスが言いたかったのは「ジェイダ、君は丸坊主だからそのままで主演できるね」ってことなんです。それを言う意味も分からんけど、その時点でウィルは笑いながら聞いてたんですよ。でも隣に座ってるジェイダは「はぁ?何言ってんのこいつ」みたいな顔で、外国人がよくやる目玉をグルッと1周させる姿。そこでクリスにカメラが切り替わった後、ウィルがつかつかと壇上にやってきていきなりクリスをボゴーンと殴ったわけです。
最初わたしも、いやその場にいた人みんながそういうネタなんだと思って笑って見てたんだけど、席に戻ったウィルがFワード連発でクリスに向かって吠えまくり。しかも生放送にFワードが乗っちゃって場内騒然。それで「おいおい、これネタじゃないっぽいぞ…」という空気が流れ、ウィルの後ろに座っていたルピタ・ニョンゴちゃんなんかもう「どうなってんの?」って感じで目をクルクルさせちゃって(かわいかった)。
わたしの記憶では、アカデミー賞ってこういった不測の事態に備えてピッタリ生放送じゃなくて数十秒ずらして放送することになったと思うんだけど、違ったっけ?なんか違う賞レースかも。
その後主演男優賞の発表があって、オスカーを獲ったウィルが目に涙を溜めながら「さっきはすんません」みたいな感じでしゃべってて、いやもうこっちは興醒めですよ。なにやらかしてんの。
わざわざ殴りに行かなくたって、自分の席からちょっとヤジ飛ばせばいいし(Fワード使わずにね)、全世界に中継されてるんだからもうちょっと考えようよー。気持ちが昂っちゃってたのかな。
その後ウィルの息子のジェイデン・スミスがSNSで「これがうちの家族のやり方だ」みたいなこと言ってて、なんでお前が火に油注いでんだ、と(笑)。
なんか後味悪い授賞式になっちゃったな。ちなみにクリス・ロックは被害届は出さないそうです。出せばいいのに。