『白い沈黙』
あらすじ
マシュー(ライアン・レイノルズ)の9歳になる娘キャスが、雪の降る日に行方がわからなくなる。誘拐されたと取り乱すマシューだったが、それを裏付ける目撃情報や物的証拠が出てこない。それが原因で警察は彼が自分で娘に危害を加えたのではないかと疑うが、捜査は進展することなく8年が経過してしまう。ある日、突如としてキャスの生存をほのめかすような証拠が次々と浮かび上がる。混乱しながらも娘との再会の希望を見いだすマシューだったが、衝撃的な事実を突き付けられることに。
子供が誘拐されると、真っ先に親が疑われるっていうのはどこの国でも同じようで・・・。
映画の冒頭、誘拐犯に監禁されているキャスが出てくるので、彼女は生きていることはわかる。8年間もとらわれの身だった少女、なんか似たような事件が日本でもありましたよね。
8年前、マシューはアイススケートの練習が終わったキャスを車に乗せ、家に帰る途中でパイを買いに立ち寄ります。その時キャスは車に乗せたまま。パイを買って車に戻ると、キャスの姿が忽然と消えていました。警察に誘拐だと訴えるも、お金目当ての狂言誘拐ではないかと疑われてしまうマシュー。もう警察はあてにならないと、自分でビラを作って貼ったりしますが、なんの手がかりもつかめないまま8年が過ぎてしまいます。
誘拐事件が起きてから妻のティナともうまくいかなくなり、今は別居状態。ティナはホテルの清掃員として働いていて、ある日部屋を清掃しているとキャスの持ち物とまったく同じものがテーブルに置かれているのに気が付きます。
この辺から犯人が何を考えているのかさっぱりわからなくなってくる。犯人はお金とかが目的じゃなくて、いわゆる幼女好きの変態のおっさん。どうやらキャス以外にもたくさんの女の子を誘拐しているらしい。で、キャスの両親にキャスが生きていると思われる証拠をどんどん示していくのです。なぜ。
別にキャスを開放する気なんてまったくないし、しかもキャスとマシューを一瞬だけ再会させたりもする。いったいなにがしたいのこのおっさんは。
舞台は冬のカナダで、全編通してさむーい雰囲気が漂っています。原題は”THE CAPTIVE”。「監禁されている人」っていう意味。それを『白い沈黙』にした意図もわからないしね。
とにかく誘拐犯が気持ち悪かった映画、っていう記憶しかないです・・・。
マシュー役のライアン・レイノルズ、現妻はブレイク・ライブリー、前妻はスカーレット・ヨハンソン。いったいこの人の何がそんなに女性を魅了するのでしょうか(笑)。
ということで、/5
DVDで十分な映画でした。