『砂上の法廷』
あらすじ
大物弁護士が自宅で殺され、弁護士のラムゼイ(キアヌ・リーヴス)は容疑者として逮捕された被害者の息子マイク(ガブリエル・バッソ)の弁護を引き受けることになる。法廷では次々と彼の有罪を裏付ける証言が飛び出すが、ラムゼイは証言の中にうそがあることに気付く。そんな中、黙秘を続けていたマイクが思わぬ告白を始め…。
『ジョン・ウィック』ですっかりキアヌにはまってしまい、「キャー!キアヌー!」っていうミーハー気分で観に行ってしまいました。
自分の父親を殺したことを認めていたマイクは、裁判になったら一転して完全黙秘を貫く。そんな状況ではとうていお話にならず、ラムゼイは困ってしまう。事実を認めて情状酌量を狙うべく証拠固めをするラムゼイ。そしてマイクの母親であるロレッタ(レニー・ゼルウィガー)が夫からDVを受けていたことを突き止める。
もうね、レニーの老けっぷりにびっくりですよ。出てきた時、誰だかわかんなかったもん。また『ブリジット・ジョーンズ』やるとか言ってるんですけど大丈夫なの?
法廷ものとしては普通に面白いんですが、わたしは心の底から楽しめなかったのが残念だった。なぜならば、予告編で「94分、あなたは騙され続ける」って言ってるんです。
予告編を観て面白そうだと思って観に行ったので、最初から「あー、わたし騙され続けるのねー」っていう心構えがあった。それがあったから、映画が始まった瞬間に結末がわかっちゃったんですよ。騙されるって、もうそれ以外考えられないじゃん!って。
案の定思った通りの結末で、全然驚けなかった。まあね、その予告編を観たから興味を持った(いや、キアヌだからだ)けど、やっぱり昨今の予告編はいろんなこと見せすぎだと思うんだよね。最近行った試写会でも、「ネタバレはこのシーンまでにしてくださいね」って配給から言われたけど、いやいや予告編でその先のシーン見せてたでしょ、みたいなのもあったし。
なーんにも知らずに観に行ってたらもっと楽しめたんだろうなと思うと、ちょっと残念でした。映画自体は悪くないよ。キアヌだし←
ということで、/5
結末がわかってなかったら4つあげたいところ。