【吹替】ズートピア

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ズートピア
『ズートピア』

あらすじ

ハイテクな文明を誇るズートピアには、さまざまな動物が共存している。そんな平和な楽園で、ウサギの新米警官ジュディは夢を信じる一方、キツネの詐欺師ニックは夢を忘れてしまっていた。そんな彼らが、共にズートピアに隠された事件を追うことになり……。

ズートピア

世の中には「ズートピアセラピー」なる言葉まで誕生していましたが…。

小さなウサギのジュディは子供の頃から正義感が強く、その小さな体で大きな相手にひるむことなく立ち向かっていくような子だった。将来は警察官になりたい!と思うのも自然の流れ。でもこれまでウサギが警察官になった前例はなく、ジュディは血のにじむような努力をして警察学校を首席で卒業。晴れて「ウサギ初」の警察官になる。

ジュディの勤務地は肉食動物と草食動物が共存する「ズートピア」。ジュディ出身地はそこじゃなくて、電車でちょっと離れたところです。

ズートピア
やる気満々のジュディに与えられた初仕事は駐車違反の取り締まり。もっと大きな仕事がしたかったジュディは、取り締まり中に勝手に任務を離れ泥棒犯を追いかけてしまう。それが署長の怒りを買ってしまうことに。あわやクビかと思われたジュディに与えられた次の任務は、巷で発生している14件の連続行方不明事件の解決。タイムリミットは2日間。ジュディはこの街をよく知る詐欺師のキツネのニックに協力を仰ぎ、事件解決を急ぐ。

これね、けっこう偏見に満ちた映画なんです。ジュディは小さいから大した仕事ができないだろう、ニックはキツネだからどうせ嘘つきだろう、なんやかんや言って肉食動物は草食動物を食べたいんだろう、みたいな。キツネが嘘つきっていうのは世界共通の認識なんでしょうか。

最高にイライラするのが、不審車両を調べるためにジュディとニックが陸運局を訪れるシーン。

ズートピア
ナマケモノが窓口担当なんだけど、とにかくいちいちやることなすことがノロくて、ジュディと一緒にこっちもイライラ。でもこれって、本当に手続きが遅いアメリカの陸運局を皮肉ってるんだそうだ。

ほかにもアナ雪をディスったりゴッドファーザーをパロったり、映画好きがニヤニヤできるシーンはけっこう多かったです。

失敗したのは吹き替えで観てしまったこと。ディズニーアニメはだいたい吹替えで観ることにしてるんだけど、これは字幕の方がよかったと思う(字幕で観てないけど)。例えばさっきのナマケモノのところ、ものすごーーーーーくゆっくりしゃべるナマケモノに対して、オリジナルだとジュディは倍速でしゃべり返してるらしいんだけど、吹き替えではそれまでと大して変わらない速さでしゃべってた。これだとジュディがイライラしてる感があんまり出ないんだよね。上戸彩もヘタではないんだけど、「上戸彩がしゃべってます」感丸出しだったし。

他にはジュディが初日に失敗してしょんぼり家に帰ってきてラジオをつけると、そこから流れてくる曲名が「Everybody Hurts(みんな傷ついてる)」「I, Looser(わたしは負けウサギ)」とか皮肉なやつばっかりなんだけど、ここは見事にスルー。確かに字幕をつけるわけにもいかないだろうから仕方ないっちゃ仕方ない。

あと一番納得いかないのがエンディング。シャキーラが歌う英語版の「Try Everything」が流れているにもかかわらず、「みんな一緒に!」「もっと楽しく!」みたいな日本語の合いの手が入るのですよ。どうしてなの~。劇中の「Try Everything」は日本語だったじゃないの~。だったらエンディングも日本語の歌にするか、百歩譲って合いの手を英語にしなさいよ!字幕版だと当然英語なんでしょ?なんなのこのちぐはぐ感。しかもセリフ棒読みだし。

この映画を観て思ったのは、アナ雪でMay J.がエンディングソングを歌って叩かれまくったのは本当にとばっちりだったなあってこと。別に出しゃばって声優をやったわけでもないのに。ただただあの歌があまりにも世間に浸透しすぎてしまったばかりに「エルサでもないのになに歌ってんだ」みたいな風潮になってしまったのがものすごく不憫。わたしはデミ・ロヴァート版よりずっといいと思ったけどね。

ということで、/5
わたしの期待が大きすぎたのでしょうか…。

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