『アンナ・カレーニナ』
あらすじ
19世紀末のロシア。政府高官カレーニン(ジュード・ロウ)の妻にして、社交界の花として人々から注目されるアンナ・カレーニナ(キーラ・ナイトレイ)。しかし、華やかな生活の裏で夫との愛なき結婚に空虚なものを抱いていた。そんな中、彼女は離婚の危機に陥った兄夫婦の関係を修復させようと、彼らのいるモスクワへ。駅に降り立ったアンナは、そこで青年将校ヴロンスキー(アーロン・テイラー=ジョンソン)と出会う。彼から強い思いをぶつけられて戸惑う彼女だが、自分にも彼を慕う気持ちで胸がいっぱいだった。
仮面夫婦とそこに割って入る若き将校の三角関係のお話。というよりもう、将校がアンナをかっさらって行くんだけどね。
映画というより、舞台を観ているような感覚。突然舞台セットが出てきてその中で登場人物が演技したり、登場人物たちすらその舞台を観ていたり。ややこしくなることはないんだけど、なぜそれを舞台っぽくみせる必要が?みたいなシーンはある。
今年度アカデミー賞の衣装デザイン賞を受賞しただけあって、ドレスが豪華絢爛。キーラはコルセットでウエストをギュッと締めた格好がすごく似合うと思う。細いからかな。「パイレーツ・オブ・カリビアン」のエリザベスとか、「つぐない」のセシーリアとか、「ある公爵夫人の生涯」の公爵夫人とか。そういえば、古い時代の映画ばっかり出てるねこの人。
青年将校ヴロンスキーを演じているアーロン・テイラー=ジョンソンは、どうしても「キック・アス」のイメージが拭えなくて(笑)。
彼、主演した「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ」っていう映画の監督で23歳年上のサム・テイラー・ウッドと19歳の時に結婚しまして、彼女の旧姓をミドルネームに入れて改名したっていう。現在22歳、子供も2人いるらしい!このニュースを見た当時は心底びっくりしました。「キック・アス2」は日本でも公開されるのでしょうか。
お話自体は有名だし、まぁそう終わるよね、って感じです。人間にっちもさっちもいかなくなると、やっぱりああするしかないのだろうか。
ということで、☆3つ。
ジュード・ロウの髪の毛も気になります・・・。