ゴールド 金塊の行方

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ゴールド 金塊の行方
『ゴールド 金塊の行方』

あらすじ

1980年代、アメリカ。父から採掘会社ワショー社を受け継いだケニー・ウェルス(マシュー・マコノヒー)だったが、業績も株価も低迷し、銀行や投資家にも相手にされず倒産寸前に。そんな時、たまたま見た夢に突き動かされ、インドネシアへと向かったケニー。地質学者のマイケル・アコスタ(エドガー・ラミレス)をパートナーに迎えると、2人で山奥へと分け入り金脈探しを開始する。やがてケニーの執念が実り、ついに巨大な金脈を掘り当てることに成功する。そのニュースは瞬く間にウォール街を駆け巡り、ワショー社は奇跡的なV字回復を遂げ、一夜にして巨万の富と名声を手に入れたケニーだったが…。

ゴールド 金塊の行方

だいぶ話は盛られていますが、1990年代に実際にあった事件をベースとした映画です。

ケニーが引き継いだ金鉱の採掘会社は、本人の手腕が至らなかったのか今や倒産寸前。起死回生の一手でインドネシアに渡り、そこで地質学者のマイケルと共に金脈を探すことに。

ゴールド 金塊の行方
ケニーはインドネシアで採掘を続ける最中にマラリアに罹り、数週間生死の間をさまようほどの高熱に浮かされる。その間マイケルは1人(地元住民の協力も得て)で探索を続け、ついに巨大な金脈を見つけることに成功する。

それがウォール街の知れるところとなり、ワショー社の株は大暴騰しあっという間にケニーは億万長者に。長年連れ添ってきた恋人のケイ(ブライス・ダラス・ハワード)は、最初は喜ぶものの金目当てでケニーに近寄ってくる人間や色目を使う取り巻きの女性たちに嫌気がさし、ケニーの元を去ってしまう。

ゴールド 金塊の行方
何もかも順調にいっているかのように見えた矢先、ケニーたちが採掘した金を調査した結果が世間に公表される。その内容は、調査した金はそこで採れるはずのない形、つまり金鉱からではなく川から採った砂金に酷似している、というもの。実はケニーたちが発見したという金脈は存在すらしていなかったのです。

それからはあれよあれよという間にワショー社の株は大暴落し、慌ててニューヨークに戻ったケニーも刑事責任を問われることに。インドネシアに残ったマイケルは、移動のために乗っていたヘリコプターから転落死してしまいます(実際の事件でもヘリから落ちて死んだ人がいる模様。自殺なのか、証拠隠しのために殺されたのかは謎のまま)。

なんでこんなことになっちゃったのかって、その鍵はケニーがマラリアに罹っていた時期と関係があるのではないかと。1人金脈探しを焦っていたマイケルが、ケニーを喜ばせるため、はたまた自分の利益のためにねつ造しちゃったんじゃないかしら。

何もかも失って失意のどん底のケニーは、ケイとやり直そうと考え彼女の家を訪れます。そこにはマイケルから手紙が届いていて、衝撃のラストが待っていました。

ありもしないことを「ある!」と吹聴して詐欺を働くっていう方法は昔からどの国でもあることだけど、これは規模が違う。金採掘のために動いていたお金は3兆円(3兆ドル?いやまさか)を超えるほどだったそうで、ワショー社の株がゴミ同然になって大損した人も山ほどいたみたい。一応これ、実際の事件は1995年くらいに起きてるからそんなに昔の話じゃないんだよね。

それにしても、マシュマコのハゲデブっぷりには驚かされました。

ゴールド 金塊の行方
役作りのためとはいえ、『ダラス・バイヤーズクラブ』では骨と皮になるまで痩せてみたり、今回はここまで太ってみたりと、ハリウッド俳優ってホント大変。体重のふり幅が大きいランキング1位はマシュマコかクリスチャン・ベイルかで決まりでしょう。

ということで、
サスペンスらしいのですがあんまりサスペンスっぽくはなかったかも。

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