『地獄でなぜ悪い』
あらすじ
とある事情から、激しく対立する武藤(國村隼)と池上(堤真一)。そんな中、武藤は娘であるミツコ(二階堂ふみ)の映画デビューを実現させるべく、自らプロデューサーとなってミツコ主演作の製作に乗り出すことに。あるきっかけで映画監督に間違えられた公次(星野源)のもとで撮影が始まるが、困り果てた彼は映画マニアの平田(長谷川博己)に演出の代理を頼み込む。そこへライバルである武藤の娘だと知りつつもミツコのことが気になっている池上が絡んできたことで、思いも寄らぬ事件が起きてしまう。
『凶悪』を観に行った時に流れた予告編で、登場人物の豪華さにびっくり。そして映画マニアが映画を撮る話だというので、思わず観に行ってしまいました。
以下、ネタバレあり。
正直な話、観なきゃよかったと思いました(笑)。ストーリーは面白い。映画製作に人生捧げちゃってる平田とか、なんか同情しちゃうし。ただ、ラスト15分くらい、ずーっと血まみれでした。ほとんど全員死んじゃったんじゃないかな。ヤクザの本物の抗争を映画にしちゃおうっていうコンセプトで、バッサバサ人が斬られてあたりは血の海で、頭に刀刺さった人とか腕飛ばされちゃった人とか、ほんとに観ていられなかった。血がダメな人は観に行ってはダメです。血がダメな人が言うんだから間違いありません。
あと見どころは、堤真一の顔芸ですかね。多才です。良くも悪くも、園子温節全開です。
ということで、☆3つ。
相変わらず神楽坂恵の演技がヘタすぎて、ほんとに進歩しないんだなこの人、と思った。