『スリープレス・ナイト』
あらすじ
殺人課の刑事ヴィンセント・ダウンズ(ジェイミー・フォックス)は、相棒とともにカジノ王ルビーノから大量のコカインを強奪することに成功する。しかし、内務調査官ブライアント(ミシェル・モナハン)に疑いの目を向けられ、ルビーノには最愛の息子トーマスを人質に取られてしまう。コカインの返却を迫られたダウンズは、ルビーノが待つカジノへと単身で向かうのだったが…。
盗んだ麻薬がカジノオーナーのもので、人質に取られた息子を取り戻す男の話。
なんかあんまり印象に残らない映画でした。ヴィンセントは潜入捜査官なんだけど、序盤はそれが伏せられていてただの麻薬を盗む輩みたいな感じで物語は進んでいきます。が、ポスター見てもらえばわかるように、思いっきり「潜入捜査」って書かれてるんですよ。はいはい、あなたそんなことやってても刑事なんでしょ?っていうのが最初からわかっちゃって、あんまりハラハラしない。
強奪したコカインが実はヤバい組織のもので、息子を人質に取られちゃってコカインと交換しないと殺すと脅される。それでそのヤバい組織がやってるカジノにコカインを持っていったら、ヴィンセントがなんか怪しいと思っている内務調査官のブライアントに見事に邪魔されちゃってコカインを隠されてしまう。仕方がないから厨房にあった砂糖を袋に詰めて「コカインでーす」って渡して息子を取り返すんだけど、そんなもんすぐバレるわ(笑)。
あと息子が人質に取られたと知らないヴィンセントの妻が、しょっちゅうヴィンセントに「トーマスがいないの」って電話かけてきてウザーって思いました。ヴィンセント今それどころじゃないっつうの。
ヴィンセントが被弾してからかなり派手に動き回るのもどうかなーって感じ。けっこう致命傷っぽかったのに。
全体的に都合よく話が進んでいったなっていう感想です。事件の黒幕も早々にわかっちゃうしね。
ジェイミー・フォックスは『ANNIE/アニー』のヅラ被ってたIT長者のイメージがまだ抜けない(笑)。ミシェル・モナハンは『M:i:III』でトム・クルーズの婚約者を演じてた人。大好きな女優さんです。
これ、フランス映画のリメイクらしい。誰が出てたんだろ。
ということで、
95分という短め映画なので、暇な時に観てもいいかも。