すでにDVDもBlu-rayも出ている「塔の上のラプンツェル」。
でもどうしてもスクリーンで観たくて、行ってまいりました早稲田松竹へ。
去年のクリスマスイヴTHIS IS IT以来です。椅子と音響がけっこういいんだよね。
いいんです、2Dだって。デジタルじゃなくたって。スクリーンで観られれば。
以下、ネタバレありまくり。
今さらストーリーの説明もなにもいらないと思うので、わたしが気がついた点をいくつか。
今まで何の疑問も持たずに観てましたが、一番最初、フリン・ライダーの指名手配ポスターが映るシーン。はっきりと日本語で「お尋ね者」って書いてある。
先日「カーズ2」を観た時、トウキョウのシーンで日本語が妙な存在感を出していたのに違和感を持った。もしやピクサーは、上映する各国用に言語を入れ替えているのか?
確認したところ、やっぱりそうらしいです。やるな、ピクサー。っていうか、今までどの映画を観ても気がつかなかった自分がバカ。
今回は通常じゃありえない最前列に陣取って観ていたのですが、ほんとよかった。3Dじゃないから何も飛び出してこないけど、スクリーンに近いからさして問題なし。
わたしは3Dの見どころはやっぱりランタンシーンだと思っているのだけど、観る人によって違うよね。
ある人は、お馬のマキシマスがフリンを探してにおいをかぎまわっている時、洞窟の中からマキシマスが影で見えるシーンが3Dの頂点だって言ってた。ウソでしょ。そこ?目の付け所が違いすぎてついていけません(笑)。
この映画、何度観ても泣いてしまう。家でBlu-ray観たって泣いちゃう。ラプンツェルがお城に入った時点で、もうアウト。ボロボロ。わたしが一番好きなシーンは、城下に入る時、ラプンツェルがフリンに向かって「ワォ!」っていうジェスチャーするところ。声は出てないんだけど、ラプンツェルがものすっごく興奮してるのがよくわかる。
ラプンツェルは18年間も塔の中に幽閉されてて、たぶん生まれて初めて出会った男性がフリンなの。本名はユージーン・フィッツハーバートっていうんだけど。
で、母親(という名の誘拐犯)以外とはまともにしゃべったこともないはずなのに、
人を好きになる感情って、そういえば誰に教わるものでもないな、とその時気がついた。それはきっと、みんな生まれながらにして持っている感情で、ふとした瞬間に自然に沸き起こるものなんだ。
純粋に人を愛すること、愛する人のためなら犠牲も厭わないこと、ピュアな愛情は必ず報われること、わたしはそれをラプンツェルから教わったんだ。
愛ってすばらしい。そんな映画です(無理やりまとめてみました)。とにかく、しょこたんグッジョブ!できれば歌も歌わせたかった。
ってことで、☆10個!
これに勝るディズニーアニメは、もう現れないかもしれない(わたしの中では)。